リーダーから見たメンバーの第一印象

 

■bass: マツモト


2005年9月30日、メンボで集まったメンバーが初めて集結した日。

スタジオラパンのロビーで、ドキドキしながら待っていた現リーダー。

(ちなみに当時はまだリーダーではなかった)

そこにコンビニの袋を手に、ベースを担いで入ってきたのがマツモト。





























事前に写真を見ていたのですぐに「マツモトさんですか?」と話しかけたら

「あ、どうも。はじめまして」と、照れ気味に返事が返ってきた。

とてもシャイな人なんだと思ったのと同時に、

本業パートがドラムスで、しかもすごい経歴の持ち主であることも

知っていたので、恐れおののいた記憶がある。

当時、リーダーはドラムを始めて、2年経っておらず、

そんなスーパードラマーの前でドラムを叩いて、

「こんなドラムじゃちと無理」と断られやしないか、

とにかく緊張しまくっていて、心境は「まな板の上の鯉」を通り越し

「鯉の上のまな板」と形容していた。

そして、ロビーでおにぎりをもぐもぐ食べていたのもとても印象深い。








■Rhythm guitar: a-zo


2006年2月、前任のマルコム・ミチヲが脱退し、メンボで募集をよびかけたところ

申し込んできたのがa-zoであった。


この時c.o.d.はまだライブをやっておらず、お互いに写真を見ていなかったので、

早めについたa-zoは、スタジオラパンのロビーで、c.o.d.のメンバーが到着するのを

今か今かと不安げに待っていた。

その姿はまるでサントリートリスCMの雨に濡れた子犬のようだった。





   

























「@@さんですか?(本名)」と話しかけたら

眉毛を8時20分にして、ものすごい勢いでガバっと立ち上がって

「は、はい」と”緊張度200%”的な返事が返ってきた。


そして、リハの帰りに行ったレストランで

「え?本名が”えいぞう”で、zo3(ぞうさん)ギター持ってるの?

じゃ、あだ名は”A-zo(えいぞう)”にしよう」

(あだなでもなんでもなく本名まんまである)

「えーと、早速だけど5月にデビューライブがあるからね」

と、

本人の加入の意思の有無も確認せずに

あれよあれよと話が進み、現在に至る。








■Lead guitar: キカチュウ


2006年5月、初代リーダーであったキョンちゃんが脱退したあと、

「アンガスのいない不思議なAC/DCカヴァーバンド、c.o.d.」は

メンボに募集記事を出す。

「千葉のアンガス募集!」という記事に引っ掛かったのが藤沢のキカチュウ。

「千葉じゃないんですが、大丈夫でしょうか?」

「いやいや、そちらこそ片道2時間超で大丈夫ですか?」

と、すっとこどっこいなメールのやり取りをし

初音合わせの日は、千葉駅でリーダーと待ち合わせることになった。


「スミマセン、アンガスと言えば小柄なイメージですが

私は180cm以上ありますので、よろしくお願いします」と

これまたすっとこどっこいな自己紹介をされた。


千葉駅改札から出てきたキカチュウは

「いやぁ〜、ともみんさん?どうも!はじめまして、キカです!」と、

ハードケースから怪しい痩せ薬を出して売りつけられるのかと思うほど

気さくであった。





































■Vocal: DD



2012年5月、歌姫はるちが脱退し、

「楽器ならともかく、、、ac/dcのボーカル募集して

誰か申し込んでくれるのだろうか???」という不安を抱きながら

あちこちにメンボ記事を出したリーダーの元に

「千葉・同世代」という、ドンピシャリのキーワードで

現れたのがDDであった。


初顔合わせの日がddとの初対面かと思いきや、

実はangaのトリビュートフェスタで、これまでに2度ほど対バンしていて

初めて会ったのは、実は2006年5月のc.o.d.のデビューライブの日。

リーダーはled zeppelinが大好きで、その時にddは

zepのカヴァーバンド”ペギーズヘヴン”のボーカルをやっていたのだ。



























リーダーはzepの曲を聴きたくて、ずっとペギーズヘヴンのリハ風景を

観ていた。たしか”アキレスの戦い”を聴いて鳥肌立ったのを記憶している。


2度目に対バンした時、DDはGUNS N' ROSESのカヴァーバンドで歌っていた。

この時もガンズ大好きなリーダーはフルステージを興奮して観ていた。


まさかこの先、DDと一緒にC.O.D.でステージに立つことになろうとは

この時は全く夢にも思わなかった。




野を越え、山を越え、いつの間にか結成して丸9年。

オリジナルメンバーはマツモトとリーダーの2人だけになってしまったが

この先も転がれる限り転がっていきたいと思いながら

心新たに筆したためるリーダーであった。






筆・tomomin

2014.2.8