2018.4.28 C.O.D.&ZUN 田中と東京ラウドネス Live@千葉ANGA

































いつもお世話になっているANGAでのトリビュートフェスタ。
C.O.D.が結成されてからデビューライブもこのイベントであり、これまで幾度となく
出演させてもらっている。
ただ、今回はちょいと変則的なエントリーだ。
マツモトとリーダーは、C.O.D.のほかに「ZUN田中と東京ラウドネス」という
LOUDNESSのカヴァーバンドでのダブルヘッダー出演で、
メンバーは、ギターがnassy、ベースがずん、ドラムがマツモト、
ボーカルがリーダーの「Jura+ともみん」。

「ラウドネスをやろう」という話は、実は随分前から出ていた。
遡ること3年前・・・2015年11月のANGAでの「大人の祭典」で、
JuraとC.O.D.が対バンした流れで、合同打ち上げを開催。
その席でラウドネスのカヴァーバンドの話が持ち上がったのであった。
↓その時のようす
http://heavydays.heavy.jp/maccod/151227.html

その後は、病気があったり、結婚があったり、仕事に忙殺され、月日が流れ
2017年の年末にマツモトが
「おわっっ!(←マツモトの決め言葉)、このままだと全然始まらねぇ!
ライブ日を決めてしまおう!」
と、一度もリハをしていない状態でトリフェスにエントリー
するという暴挙に出る。

そしてライブまでの3ヶ月(始動したのが1月下旬だったので)、全員が恐ろしいほどに、ものすごい勢いで練習をするのであった。



さて、ライブ当日。


リハやライブの日程等、すべての雑用を担っているリーダーは
毎回、ドタキャンや急な予定変更など、メンバーから入る当日のLINEに
ビクビクしているのである。
事前に用意周到に準備して「これでOK」と思っていても、当日のLINEの一言で
それまですべてきれいに積み上げてきたものが全てぶっ壊され、
そして本番までの短時間に1からまた積み上げなければいけないからだ。

嫌な予感はあたる。

A-ZOからLINEが入った。


「ちょっと@@が**で、、、(/_;)痛い〜〜
かなりまずい状態なので、これから病院に行っていい?」

あるぢ持病(命には関わらない)が、急に悪化したらしい。
なぜこのタイミングで?


しかも「病院に行っていい?」とお伺いをたててるくせに、
ともかく詳細を知りたいリーダーがすぐにA-ZOに電話をしたら
「うう、、、今病院に向かってます」とのこと。

ご存知の方も多いと思われるが、A-ZOは言葉足らずなところがあって
自分が思ってるほど相手には伝わっていない、ということがわかっていない。
もしA-ZOがリハに遅れるようなことがあったり、万が一ライブに
来れなくなるようなことがある場合は、リーダーとして策を練り
それ相応に対処しなくてはいけないので、A-ZOに

「状況わかりしだい、逐一報告を入れるように。
それによってこっちも動きが変わってくるから」と

LINEを入れた。


するとほどなく

「今、病院入った」

「痛い」

と、まるで実況中継のごとくLINEが入る。

いやいや、、、「要所要所でいいから、、、まあ、A-ZOだから仕方ない」と
思うリーダーであった。

そしてまたしばらくすると

「薬がこーんなに出た。
重症だった。痛いよー」

と処方された薬の山の写真が遅れらてきた。

どうやら応急処置をしてもらい、なんとかリハもライブも大丈夫そうだ。
安堵の胸をなでおろすリーダーだった。

こうやって、毎回、リハの時もそうだが、特にライブの時は
現場に全員集まれること自体が「奇蹟」なのだと痛感させられる。
「万障繰り合わせ」どころか、「億障繰り合わせ」の気分だ。

↓「5年3組 えーぞー」という名札に見える位置にバックパスを貼ってきた
 A-ZO

































なんとか時間に現れたA-ZO。
表情をご覧いただければ、命に関わらない持病だということがお分かりいただける
だろう。A-ZOの名誉のために詳しくは記載しないが、
痛いのは、奴の身体のごく一部の座る時に困る限られた箇所ということだ。



サウンドチェック&リハは、C.O.D.が一発目、
続いて東京ラウドネス。


わらわらと全員が集まり、リハが始まる。

ところで、リーダーはいつもドラム用の音源モジュールを愛用している。
これのSDカードに「大砲の音(For Those About To Rock用)」や
「鐘の音(Hells Bells)」や、箱によってはSEもここに仕込んで、
専用のパッドを叩くとその音が出る仕組みだ。

PAの岡本さんから「パッドの音ください」と言われ
いつものごとくパッドをスティックでポンポン叩く、、、のだが、
全く鳴らない。

手元のボリュームはほぼ全開バリバリ。
「信号がきてません」と言われ、焦るリーダー。

「え?!!なんで〜〜?!!」

新潟でも一度作動しないことがあり、大騒ぎした結果
インとアウトを間違えて入れていたことが発覚し
「A-ZO並みにひどい!」と、みんなから虐げられたことがある。

その時のことを思い出して、すぐに誤配線してないか確認するも
間違えていない。

「なんでなんでー???」

その間に他のパートのサウンドチェックが着々と進む。

焦る、焦る、焦る。

ボタンをいじりすぎて、SDカードのどこの階層に何が入ってるのかも
わからなくなってしまい、軽くパニック。




























結局、鳴らないままリハが終了。

「だめだ、壊れたかも〜」と、今回はパッドを諦めようと
メンバーに「ごめん、今日は大砲の音なしでもいい?まあ、このモジュールを
導入する前は効果音はなかったしね〜」と、
半ば強引に納得してもらう。

そして、このもやもやした気持ちを引きずりながら、
すぐに東京ラウドネスのリハが始まる。


今回のマツモトのセッティングはすごいことになっていた。

































8タム、10タム、12タム、16フロア、シンバルは何枚足したか不明、
チャイナが両脇に2枚の”80年代セット”である。

そして、nassyと、ずんは新兵器。




























































みんながせっせとセッティングしている中、ボーカルは何もやることがなく
なんとなく手持ち無沙汰なリーダー。
さっきの焦りはどこへいったのか。



































そして初めてステージで歌うのだが、自分の声や楽器の音がどんな風に聞こえるのか
全く初めての体験で、スタジオではほとんど聞こえない中やみくもに歌っていたのが
結構自分の声が聞こえて驚いた。ただ、初めてだったので、自分の声が聞こえれば
大丈夫と、早とちりしてしまい、この後の本番ではギターの音が聞こえなくて
「ああ、ギターの音をあげてもらえばよかった」と後悔したのだった。


さて、


リハが終わり、東京ラウドネスのJuraメンバー&妻たちは、ライブ慣れしているので
機材を片付けた後、ちゃっちゃと提出用紙に記入を済ませ、
「じゃ、腹ごしらえしに先に行ってるから〜」とスマートに外出。

リーダーは、前にも記載したが、雑用やらブッキングやら予約等々、全てを一人で引き受けており、2バンドリハが終わったあと、
C.O.D.メンバーは誰もおらず、
自分の機材と書きかけの提出用紙がテーブルにペロンと残されており、
「チっ、誰もいねーし(;;)」と、
一人寂しく用紙に記入するのであった。





今回の出順だが、C.O.D.は2バンド目、東京ラウドネスは4バンド目、
ということで、顔合わせのあとイベントスタートしたら
C.O.D.は即楽屋入りだ。


考えてみると、C.O.D.のANGAでのライブはおととしの5月以来だ。

もう何年も前に、楽屋の床がカーペットからフロアシートに張り替えられてるのに
楽屋に入るたびに「おお〜!床が変わってる!」と言うA-ZO。

そしてリーダーはモジュールにイヤホンをつないで、鳴るかどうかもう一度
確認しようと思って手に取った。



愕然とした。



それは、SDカードが↓本体から飛び出ていたからだ。























・・・


なんのこっちゃ。


鳴るわけがない。



メンバーから

「新潟のイン、アウトの入れ間違いよりひどい」
「A-ZOよりひどい」

すぐさま岡本さんに報告し、一件落着。

































「あ、このギターはうちらのだね」

と、壁にかかってる3本のギターの写真を撮ろうとした時に
フレームインしてきたA-ZO。
↓

























「ちょっと〜、ギターの写真撮ってるのに、A-ZOが入っちゃってるじゃん」
「あはは、そうなの?ごめんごめん」

そして次に撮った写真がコレ↓
























・・・

きさま、わざとか?







そして本番。

Set List
Thunderstruck
Back In Black
Shoot To Thrill
For Those About To Rock
If You Want Blood
Hight Volatage
Whole Lotta Rosie

今回は新曲が追加された。(If You Want Blood)
https://www.youtube.com/watch?v=oJp4IOEVQxY

↓DDがかわいい。リーダーお気に入りの一枚(リーダーの長女撮影)




















A-ZO、アドレナリンのおかげで「座る時に困る病巣」の痛みが少し和らいだか。
キカチュウのひざ下がリーダーのそれと重なる。
リーダーは女性のはずなのだが・・・





















↓幸せ太りのマツモト










































































そして、今回のプレゼントはこちら。
































リーダーのオリジナルブランド「Dana Kolega」のバッグ。
今回これをひきあてたのは、リーダーの長女の友達だ。

余談だが、C.O.D.を結成した頃、長女は中学生。
その長女がOLとなり、母親であるリーダーのライブに友達と来て、
最前列で写真を撮るくらいにまで成長したとは、、、なんとも感慨深い。
年齢を重ねると、時の流れ方がだんだん早くなるものだが、
改めて考えるとものすごく長い時間一緒に活動しているんだなとしみじみ感じる。C.O.D.が結成されたのが、リーダーが40歳になる直前。
それから13年、音楽と仲間とともにいろいろなことを乗り越えながら突っ走ってきた。苦しいことや、楽しいこと、緊張感、充実感や達成感、、、、仲間と同じ方向を向いて、何かを成し遂げようと必死になって努力して、、、普通の主婦のままだったら、平凡な日常の中でおそらくこういった感情を味わうことはまずなかっただろう。
バンド仲間というのは本当に不思議なものだ。



C.O.D.のライブが終了し、DDはこの日急遽海外出張することになり、
すぐに羽田へ向かう。
まさに「億障繰り合わせ」的ライブだ。


ということで、いよいよ企画バンドの
「ZUN田中と東京ラウドネス」楽屋入りだ。


ANGAの楽屋には小さなスペースを仕切れるようなカーテンがあり、
女子はそこで着替えていたのだが、そのカーテンがなぜか撤去されていた。
C.O.D.の着替えの時は、Tシャツを変えるだけだったので、
昔懐かし、小学校の体育の着替えの時のように、着ているTシャツの袖だけ脱いで
中でもごもごと着替える方法でなんとか着替えた。

が、しかし東京ラウドネスでは「80年代ニィちゃん風」の衣装を
用意し、トータルで派手に着替えなくてはいけないので、
むさ苦しい野郎どもの中でどうやって着替えればいいか悩む紅一点のリーダー。

Tシャツは小学校の体育の着替え作戦でなんとかやったのだが
極度の汗っかきのリーダーはあまりの暑さで長ズボンを穿く気分になれず、
結局半ズボンのままフロントに立つことにして着替えの件は一件落着。


そして今回、nassyとともに初めてウィッグを装着。




















ずんとnassyは最近のマーくんとタッカンのいでたちを参考にした。
マツモトは「まあ、こんな感じや、あとはドラミングをみてくれ」的な感じだ。


そして、いよいよ本番。

Set List
SE ラウドネス賛歌
Loudness
Sexy Woman
Lonely Player
Angel Dust
Road Racer
In The Mirror
Speed

https://www.youtube.com/watch?v=3TFFUeaQsic






















































































































































高校3年生でラウドネスにはまり、当時ライブでは「ジェラルディーン」を
歌ったことがあったが、まさか52歳になってラウドネスカヴァーバンドを組んで
ボーカルをやるなんて、夢にも思っていなかったリーダー。

しかも、演奏は「ラウドネス大好きー!」で集まったJuraの3人。
マツモトだけ少し若いが、全員が初期にどハマりした世代だ。
今回のセットリストも「やるなら初期だ!」と、厳選した思い入れのある楽曲たち。
AC/DC然り、それぞれが当時全く違う場所で聴いていた曲を
何十年経ってからもこうやって一つになって盛り上がれるとは
楽曲のパワーというものをしみじみ感じる。

一回こっきりの企画バンドのつもりだったが、
終わってみたら「今度はあれをやってほしい」「これもやってほしい」と
リクエストをもらったので、もしかしたら続くかもしれない。



おまけ


ラウドネスが始まる前に楽屋に訪れたキカチュウ。
80年代のニィちゃんを意識した紅一点のリーダーに向かって放った言葉は

「お、獣神サンダーライガーみたいだなっ!」

だった。






























・・・まあ、



言いたいことはわかる













http://heavydays.heavy.jp/maccod/151227.htmlhttps://www.youtube.com/watch?v=oJp4IOEVQxYhttps://www.youtube.com/watch?v=3TFFUeaQsicshapeimage_2_link_0shapeimage_2_link_1shapeimage_2_link_2