2016.7.31 スタジオ後記

 

前回集まったのがたしか5月14日のライブの日で、

気付けば2ヶ月以上が経過している。


初夏だった季節はすっかり真夏だ。



実はこの日、C.O.D.のスタジオの前に、別枠で2時間スタジオを予約していた

リーダー。というのも、9月にリーダーはとあるセッションライブで

人生初のメイデンを叩くことになり、「ぶっつけ本番でどうにかなるような曲

じゃないよ、メイデンは」というずんの一言で、かなり不安になって

キカチュウも一緒に練習に付き合ってもらうことになっていたのだった。


























課題曲は、「ace’s high」「the number of the beast」

「2 minutes to midnight」

そしてリーダーが演奏してみたかった ozzy osbourneの

「bark at the moon 」の4曲。


キメや強引な展開が多いメイデンなので、ぐっちゃぐちゃになるかと思いきや

ずんとキカチュウがリーダーにタイミングを合わせてくれて、なんとかまとまって

ちょっとホッとしたリーダー。

意外と燃えたのがオジー。


ほぼ同い年で、80年代に同じような洋物メタルを聴いてきたこの大人達は、このスタジオの後「今度アレもやってみたい」「せっかくのトリオ編成だし、アレもやってみようぜ」と、話が盛り上がり その後そのままバンドとして続けることに。




さて、2時間「所謂王道ヘヴィメタル」を練習し、ずんが退室後にぞくぞくとC.O.D.メンバーが入れ替わりで入ってくる。

不思議なことに最近は出席率がよく、「全員が集まれるのは年に1度」と、別名七夕バンドと名乗っていた頃とは大違いだ。



この日のメニューは「持ち曲全部リハビリ」ってことで、忘れかけていたあんな曲、こんな曲を練習。そして、素晴らしいことにさらに新曲を追加。


「なんで今までこの曲やらなかったんだろうね」と言いながら練習するも、

そこはさすがのAC/DC、みんな似たような曲なので新曲なんだか

ぶっちゃけわからなくなる瞬間もある。
































そして久しぶりに「バンド全員の写真を撮ろう」ということになったのだが、

悲しいかなメンバーが5人いると、全員がベストショット、という瞬間が

なかなかない。

この写真のキカチュウに至っては、

「お!写真か?!よし!これからポーズを取るぞ」

という、なんとも中途半端な瞬間の写真にも見える。オヤGになると、カメラを向けられてからの反応も遅くなるから仕方ないのか。



この日のA-ZOも、毎度おなじみの

「音が出ない/音がおかしい」レセプション

繰り広げ、キカチュウから「なんだよ、その安っぽい音は。

エフェクトにラジカセでもかませてんのか?」と鋭いツッコミを受け、

「え?かましてませんよ」と普通に答えるA-ZO。




練習後は、5月のライブの打ち上げだ。


過去のスタジオ後記を読まれている方はご存知だと思うが、10年間いつも同じカラオケボックスで「ガラパゴスDVDのある部屋」を予約しつづけているC.O.D.。


その10年の間、世の中は進化し続け今やすっかり音源も映像もデータで持ち歩くのが主流となったのだが、それでもここのDVDプレイヤーは変わらずに同じ機械である。

アナログなものに関しては「古き良き」が当てはまるだろうが、デジタルものに関しては互換性がなくなり、ただの「おいてけぼり」状態だ。


ということで今回、ポーブルプレイヤーを持っているというマツモトに「配線ケーブルは私が持っていくから、本体を持って来てねー」と、頼んで持ってきてもらうことになった。


が、しかし、、、


リーダーが持参した数種類のケーブル、どれも使えず、

配線オヤGのキカチュウもお手上げ状態、
































仕方なく、小さな画面と小さな音でライブ映像を観るのだが

話し声のほうがデカくいつの間にかbgm状態に。



…とさんざんここのDVDプレイヤーに関して、やれ時代遅れだのガラパゴスだの互換性がないだのと文句を言っているくせに、毎回それを頼りにしている我々のほうがガラパゴス人間だ。



デジタルA-ZOは

「なんで今さらDVDなんですか!今はデータの時代!iPhoneに入れて来るなり、sdカードに入れて来るなり、もっと簡単にサクっといきましょうよ!」

と言うのだが、ヤツは口ばかりでこの打ち上げのライブ映像鑑賞会に関して、今まで一度だって協力してくれた試しはない。リーダーが毎回予約し、あれもこれも調達し、全てをとりまとめていることを全く考えてない。


こうやってリーダーは筆で分からせようと思うだが、

多分ヤツは読んでないだろう。







さて、映像が観れないとなると、カラオケ大好きなA-ZOは


「じゃあ、歌いましょうよ!ヾ(*゚∀゚*)ノ」


と、1人で曲を入れ始める。

歌う曲はいつもマクロスの「ライオン」か、ここ数年ヤツがはまってる

baby metalだ。


意気揚々と「ライオン」を歌いだすのだが、ポータブルDVDプレイヤーの配線をしている時に、あれこれとつまみをテキトーにいじっていたからか、なぜかマイクエコーが120%くらいに設定されていて、A-ZOが声を出した瞬間に



ぼーーーーーーー


と、船の汽笛のような音が狭い室内にけたたましく鳴り響く。



あわててキカチュウが設定を直すのだが、

まるで気にせず歌うA-ZO。




























以前流行った「脳内メーカー」で調べたら、

ヤツの脳内はきっとこんな状態であろう。↓

































続いてbaby metalの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を歌いだし、

「はい、みんな合いの手入れてくださいよ!」とあおるも

この流れに怒り心頭のキカチュウ。




























背後に映っている「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の歌詞が物悲しくも感じる。



この日の打ち上げは、打上ってない打ち上げであった。



そして、千葉駅でそれぞれの電車に乗り解散。

帰宅後、シャワーを浴びてパソコンをチェックしているリーダーの元に

A-ZOからメールが入る。


「何故か君津に向かって乗ってた電車が千葉に向かってるんですけど。。。

オマケに気持悪い。。。」



どうやら酔っぱで電車に乗り爆睡ぶっこいてる間、

乗った電車が木更津どまりだったようで、折り返して千葉に向かっている途中で目が覚めたらしい。



ま、



いつものことか。