2016.3.26-27 C.o.d. スタジオ後記

 

スタジオ後記のタイトルが何故2日間に渡っているのか、

まず、それから説明しよう。


前回、2月のスタジオの後、リーダーとマツモトとA-ZOの3人は

いつものインド料理屋で食事をしていたのだが、

「遠征行きたいねえ」「温泉入りたいねぇ」(←目的がズレている)という話から、

A-ZOが「君津にも温泉ありますよ!魚料理も旨いっす!とにかくみんな君津に一度来てみてくださいよ!」と、熱く君津推し

温泉に関しては、マツモトに「いや、君津に温泉はないはず」と指摘され

「そ、それは、ウチの風呂のことです」とオタオタしながらも

「とにかく君津へおいでくださいよ」とwelcome to kimitsu 連発するA-ZO。


マツモトが「んじゃ〜次のリハは、A-ZO宅で前日夜に前飲みして、翌日は君津のスタジオで練習すっか〜」と、プチ遠征を提案。


リーダーは「( ̄Θ ̄;) ええ〜、君津にスタジオなんてあるの?」と聞くと

2人とも「あるよ〜!!」と、自信満々な返事が返ってきたので

リーダーは早速家でググってみると、、、、、、、、




・・・おい、A-ZO、

全然ねえじゃねえか。







君津からちょっと移動して、木更津のライブハウスkavachiで練習できないかと問い合わせたが、こちらは練習で利用できるのは平日のみとのこと。




ということで、26日は君津泊、27日はいつもの千葉のスタジオLapinでリハをするというみょーちくりんなプチ遠征リハ計画となったのだ。


リーダーは君津のホテルを予約。


が、しかし!DDは急な仕事で前飲み会に来れなくなってしまった。

あれだけ楽しみにしていたのに残念だ。大人の事情は容赦ない。



さて、26日は、A-ZOは出張先の中国から夕方帰国するということで(なんちゅうむちゃくちゃなスケジュール)18時に君津駅に集合することになった。



リーダーはこの日仕事がなかったので、宿泊先のホテルに早めにチェックインして、君津をブラブラ楽しもうと思っていた。


のだが、


駅降りてから観光するような場所が何もないことに気付き、ホテル最上階にある小さな「大浴場」でのんびりすることにした。


「最上階の大浴場」と聞けば、目の前に広がる景色を観ながらのんびり湯につかるイメージを抱いたのだが、入ってみると大きな窓にはカーテンがかかっていて、景色が全く見えないようになっている。

こうなると、カーテン越しの風景画気になって仕方ないリーダー、他の客に気付かれないようにぺろりとカーテンをめくってみた。


そこには、壮大に広がる県道159号線。


対面にはマンションが建っており、

納得してリーダーはカーテンを閉じた。



風呂にも入って、部屋でゴロゴロとくつろぐリーダー。

そして待ち合わせ時間に君津駅に向かう。


マツモトは仕事のあと、車で約束通り18時に君津駅に到着。

肝心のホスト役のA-ZOは、中国から帰宅したのが18時15分。

なんというギリギリなスケジュールだ。


さて、1人藤沢から東京湾半周するキカチュウ。

ほぼ3時間かけて移動してくるヤツにとっては「プチ」でもなんでもない

普通の「遠征」だ。


ちなみにLINEに入った一声は

「電車飽きた」であった。





















ということで、君津駅で合流したキカチュウとリーダーは

マツモトとA-ZOがすでにいる飲み屋に向かう。



































































































旨い。


マジで旨い。


春の名物、白魚の踊り食い、

鯨のタレ、あん肝、銀杏、焼き鳥

刺身、牛タン、フグヒレ酒・・・


次から次へと安くて旨い料理が運ばれてくる。


腹12分目になったところで、コンビニ経由でA-ZO宅へ。
































↑なぜかA-ZOの左脚が透けている。


























A-ZOの「オレのシステム」でyoutubeを楽しむ面々。

これはloudness の LIVE-LOUD-ALIVE LOUDNESS IN TOKYO





























それに合わせてずーっとloudnessを弾きまくるリーダー。

(ソロは弾けない)

高校生の頃、こうやって毎日を過ごしていたのを思い出す。

時に、ギターを抱えたままベッドで寝てしまい、金縛りになることも多々あったらしい。まさに「ギターキッズあるある」だ。



メガデスの新譜を聴いたり、マツモトの昔の音源を聴いたり、

K-Tyの映像を観たり、あれこれ観ているうちに、

「いやぁ〜森高いいっすよ〜」「ダンスもキッキレでええなぁ〜♪」

と、いきなり森高モード。

        
























↑まるで日曜日のだらだらオヤジである。



そして「締めのラーメン」を食べに一行はKるまやラーメンへ。


























夜中の1時半の光景。



ちなみに「飲んだら締めにラーメン」はA-ZOのデフォなのだが、

以前、泥酔して意識朦朧の状態でこの店に入り、ラーメンを注文した後

一口も食わずにその場でぐうぐう眠りこけ、店員に怒られながら

起こされた過去があるらしい。


そんな話を、この怒られた店で大声で話すA-ZO、

お前は今回も立派な酔っぱらいだ。




そして一旦解散。


リーダーはホテル泊、ヤローどもはA-ZO宅泊。

リーダーは何度もこいつらと遠征していて痛いほどよくわかっているのだが、

この3人は、ことC.O.D.での移動になると、全てリーダーに頼りっきりで

「スケジュールを意識した行動」が誰1人自発的にできないことを十分知っているので、翌朝10時には出発できるように起床し、

きちんと支度を済ませられるのかが非常に不安であった。



そんな不安を抱えながら、ホテルに戻りシャワーを浴び、浴衣を着る。


浴衣と言えば、髪をかるくアップにした華奢な女子が

キュっと丹前帯を締め、細いウエストが強調される図を想像されるが、





























リーダーの場合は、キュっと締めても茶筒に帯を巻いてるような、

幕下力士か、はたまた座敷童か、、そんな寂しい姿を鏡で見て

1人ホテルの部屋でため息をもらしていた。





























さて、翌朝。



就寝が2時半だったにも関わらず、6時半に自然に起床。

これぞ恐怖の加齢現象だ。身体は睡眠を必要としているだろうに

どうも一度目が覚めてしまうと眠れなくなるのだ。



仕方なく、起きてシャワーを浴び、目の前のコンビニへ行って

コーヒーとおにぎりを買ってきて部屋で軽く腹ごしらえ。




そしてヤローどもがちゃんと起きてるのかが心配で、

早めにチェックアウトし、A-ZO宅へ。


ピンポン鳴らすと、A-ZOは起きていたが、他の2人はやはり熟睡中であった。

3時過ぎまでようつべで盛り上がっていたらしい。


千葉のラパンに11時に着くためには、君津を10時には出なくてはいけない。


「はいはいはいはい、起きて!!早く早く!

とっとと風呂入って!誰から入るの?!

誰でもいいからほらほらほらほら」


リーダー、普段家で子ども達に言っているのと同じ状況だ。


起きたてのキカチュウが「なんだなんだ、家にいるのと同じだ」と、

ぶつぶつ言いながら君津の温泉に入っていった。


どこの家も同じということか。


こんな感じでケツをひっぱたきながら支度させて、なんとか10時前にA-ZO宅を出発。

マツモト号で千葉のスタジオラパンへ向かう。



ちなみに君津には、スナックがたくさんあり

ついツッコミたくなるネーミングの店があちこちに。



























ちなみにこの店、

二晩続けてこの店に行くことになった場合


「おう、スナックもういちどもういちど行くか?」


と笑いながら得意気に話すオヤジの姿が目に浮かぶ。

恐らく「もういちど来てね」という気持ちを込めて名付けただろうから

この展開はある意味店主の狙い通りの反応になるのか・・・。




そして、なんとか11時に千葉に到着。

スタジオで合流したDDに、昨夜の詳細を色々と話しながら

ライブに向けての練習に励む。


練習後、DDは所用で帰宅。

あとの4人は猛烈な空腹感に負けてインド料理屋へ直行。

考えたらヤロー3人は朝起きてから何も食べていない。


























食べ終わったのが夕方17時頃。

そう、気付けば前日君津に18時に集合し、ほぼ24時間が経過している。


C.O.D.は、スタジオは月に1回、それもなかなか全員集合しない。

そしてライブは年に2回、多くて3回ペース。

それなのに、ものすごく長い時間を一緒に過ごしているような錯覚を覚える。



変なバンドである。



オマケ

「お!すげぇなA-ZO、酒がたくさん並んでる!」

「フフ、オレ最近酒が強くなったんスよ〜」と鼻を膨らますA-ZOだったのだが、

ずらりと酒瓶が並ぶ中、なぜか「液キャベコーワ」の瓶が。



その液キャベコーワの佇まいたるや、

まさにツッコミを待つボケの如しであった。