C.O.D. live @ jouetsu 10th year anniversary

■vol.2 〜山中編〜

 




さて、、、



泥酔してたA-ZOがちゃんと起きれるのか心配で仕方なかったリーダーは

深夜2時過ぎに寝たのに5時過ぎに起きてしまう。

(年のせいで就寝時間に関わらず普段の起床時間に目が覚めてしまう、ともいう)



facebookにコメントを打ち込んだり、

スマホの写真をチェックしてるうちになんだかお腹が空いて

シャワーを浴びて、フロントでキックペダルとスネアを宅急便で出して、

ホテルの目の前のコンビニに行っておにぎりとコーヒーを買って来る。


胃袋が落ち着いたところで8時になったので

A-ZOの部屋に電話をかける。



10コールくらい鳴ったあと、ガチっと出た。


「・・・・・・・はい」


「A-ZO、8時だよ。どう?」


「・・・・・・だめ。今吐いてきたとこ。何もでない・・・」


「だああ。ったく〜〜〜。何かいる?コンビニで何か買ってこようか?」


「うん、お願い」


「何がいい?」


「サンドイッチ」


「へ?気持ち悪いのにサンドイッチ?何のサンドイッチ?」


「いつもの」


「だあああ。A-ZOのサンドイッチ買って来るの初めてなのに、いつものって

言われてもわかんないよ」


「だって、オレ、ハムサンドしか食べれないじゃん」


「そんなの知らないよ。ハムサンドなかったらどうする?」


「いつものおにぎり」


「・・・だからわからんて」



a-zoの「いつもの」

リハ後にいつもいくインド料理屋ネイチャータンドールの

グリーンみどり(*)のカレーくらいしかわからない。

(*A-ZOはほうれん草のカレーを注文する時に名前が思い出せず、

「グリーンみどり」と頼んだことがある)




電話を切って、再びコンビニで、ハムサンドとお茶とソルマックを買って

A-ZOの部屋へ届ける。


「コンコンコン・・・」


ノックをしてしばらくしてゆっくりとドアが開いた。































































妖気ただようゾンビのようなA-ZO。

顔色は、、、、、、そう、ライブの時と同じ

ゾンビ色だ・・・。


あの時の顔色がここに繋がるとは・・・。



「新幹線があるから、9時半までにはなんとかしてね」


「うん、がんばる・・・」とドアを閉めた。



その後も心配で気が気でないリーダー、

9時にもう一度電話してみる。


「どう?少しおさまった?」


「うん、これからご飯食べにいく」


「はぁ???」


どうやらどうしても味噌汁が飲みたくなったらしく、

ホテルの朝食バイキングに行ったようだ。


そして、どうにかこうにか9時半に3人集合し、いざ金沢へ。




ホテルから最寄りの高田駅までは徒歩3分程度。

在来線で上越妙高駅まで向かう予定だったのが

なんと、強風のせいで電車が遅れている・・・。

前日の異音で止まった京葉線といい、人身事故で止まった総武線といい、

何かに呪われているのか。

それとも単に、ちくZOのせいか・・・。


急遽、タクシーで上越妙高駅に向かう3人。

道中は、全く記憶がないA-ZOに、昨夜の行動を事細かに説明。

「ええ?!オレ、そんなこと言ったんですか?」

「オレ、、、そんなことやったんですか」


タクシーの運転手も苦笑していたに違いない。



上越妙高駅でもベンチでドロドロのA-ZO。

そこになんとれいくさんが。


そう、実は、マツモトがライブで着た汗だくのTシャツとタオルを

れいく号に置いてきてしまったらしく、わざわざ届けてくれたのだ。


























そうこうしてるうちに、なんと別行動のDDとバッタリ。


DD「すみません、昨日の天ぷら屋さんに上着を忘れてしまったようで」


・・・最後の最後の最後までれいくさんにはお世話になってしまい

本当に申し訳ない。


そして、ようやく新幹線に乗り込み、keigoの待つ金沢へ向かう。



道中、だんだん顔が険しくなるa-zo。

リーダー「ちょっと、、、A-ZOトイレ行ったほうがいいんじゃないの?」

マツモト「ここでマーライオンになると困るから、行ったほうがええて」

A-ZO「ちょっと行ってきます・・・」と、よろよろと立ち上がり、

前方の貫通扉の外に消えて行った・・・



と思ったら、5秒で帰ってきた。



「・・・トイレかと思って入ったら、

乗務員室で、おこられた・・・(;;)」と、

再びよろよろと後方の貫通扉の外に消えていった。


こんなにしんどくても身体を張ってネタを提供するA-ZOには

やはり何かが憑いているに違いない。




ところで、朝keigoからメールで

「新幹線、何号車や?」と聞かれ「6号車」と答えたのだが

A-ZOの一件でドタバタしていて、聞かれたことをすっかり忘れていた。

そう、keigoは6号車の出口で仁王立ちして迎えてやろうと

企んでいたのであった。


























が、しかし、、、

こともあろうに、3人は座席が近かったほうの逆の扉から下車。

これではKeigoはただの変なおっちゃんである。



改札出たところでkeigoを探しまくっていたら、

Keigoが改札から出てきて驚いた。



keigoはホームで「あれ?出て来ないなぁ、、、あ、しまった逆の扉か!」と気付き

慌てて階段&エスカレーターを見おろした時、

なぜか雑踏の中A-ZOだけが目に飛び込んできたらしい。

ちなみにkeigoは、マツモト&A-ZOとは初対面である。

やはり、ヤツには何か取り憑いていて、何かを放っているのであろうか。



なんとか二日酔い男を連れて金沢に到着し、記念撮影。

上着もヨレヨレ、後ろのおばちゃんも心配そうである。


































相反して、元気一杯のマツモト。

どこにいてもヲタダンスである。
































そして、keigo号でいざHikkeyさんの「かどや喰堂」へ。






















去年、小松の恭司さん弾き語りの翌日に来た時に

山本恭司セットを食べて、あまりの美味しさに感動し

家でもニセモノを真似て作って食べていたリーダー。


やっと本物をまた食べることができる!


ここでやっと半分くらい回復したA-ZO。

しかしまだ若干ゾンビ色である。

























  この頃の凛々しいA-ZOはどこへ・・・→













そして、リーダー約1年ぶりの山本恭司セットを食す、の図。

https://www.youtube.com/watch?v=rH3JWi6WEe4


keigoとa-zoも同じセット、

そして、大阪出身のマツモトは関西だしのうどんを食べて感激していた。



デザートの大人プリンは、抹茶。カラメルソースに小豆が入ってて絶品。

そして洋酒の風味たっぷりのまさに大人のフルーツケーキ。




















食べたいものだらけなのだが、めったに来れないので、次に来た時も

おそらく山本恭司セットをチョイスするだろう。


次は石川県遠征ライブで、BSKと対バンか・・・夢はふくらむ。

A-ZOはおそらく5分でつぶされるだろう、あの大男たちに・・・。



























































そして、食後、温泉大好きなマツモトとA-ZOはスーパー銭湯へ。

温泉のスーパー銭湯にはめったに入れないので、かなり楽しみにしていた。

その間にリーダーは「恭司さん聖地巡礼」の観光ツアーに。



栢野の大杉。






































この迫力を写真で伝えるには、腕が未熟過ぎるか。

そしてこの聖地巡礼ツアーが始まる頃から雨が本降りになる。


やはりレイニー・ウーマンだ。




次は恭司さんのポストカードになっていた鯉を観に行く。






















レイニー・ウーマンが外に出ると、さらに雨が強くなる。
























そしてkeigoの工房見学。

ねむぞうご本尊とご対面。






























そして、ずっと行きたかったあやとりはし〜こおろぎ橋



















































とにかく雨、雨、雨。
















そしてスーパー銭湯でまったりしたであろうやろーどもを迎えに行く。


が、しかし、話を聞いたら湯船につかって10分経った頃に、

A-ZOが忽然と消えてしまい

もしかしたらどこかでぶっ倒れているのではないかと

心配になったマツモトが、はだかんぼうで(あたりまえか)

広い浴場内を長時間探しまわったらしい。



あまりにも見当たらないので、名前を呼んだら






















     (この絵はこれ以上引きでは書けなかった)


何人かのじいちゃんたちがマツモトのほうを振り返ったらしい。

おそらく「@@ぞうじーちゃん」が何人かいたに違いない。


結局、A-ZOはマッサージを受けていて、一人でスッキリしていた。


あれだけ温泉を楽しみにしていたマツモトは、

言葉の足らないA-ZOのせいで

最初の10分しかのんびり温泉を楽しめなかったようだ。



言葉がおかしい上に、

言葉が足りないとはいかがなものか。






そして、新幹線の時間が迫っていたために、

そのまま再び金沢駅までkeigo号で向かう。



道中、左手に日本海が現れた。

マツモト「お〜〜!チョー日本海!


・・・


チョー日本海、って、

やや日本海とか

ほぼ日本海とかあるのだろうか・・・?



そんなこんなで、1時間ほどで金沢駅に到着。

またしても雨本降りである。
































駅で、お土産と駅弁を買って記念撮影。

↓マツモトがやたら派手である・・・いや、これはひゃくまんさん。





























来た時と同じく、帰りもホームまで見送ってくれたkeigoであったが、

運悪く、座席の位置がホームの転落防止の壁と重なってしまい

25cmくらいのkeigoしか見えなかったのが残念だった。























さて、いよいよ旅も終わり。


去年の11月に日程が決ってから、あれこれと手配をしてくれたれいくさん、

メモリーのマスター、イベントを熱く盛り上げてくれた対バンの皆さん、

前回同様、動画を焼いてくれたウッチー、

そして山中観光ツアーを企画してくれたkeigo。

本当にありがとう。


通常のリハでさえ、全員集合が困難な昨今、

新潟に全員で遠征ライブができるなんて、

奇蹟である。


vow wowの「アックスの奇蹟」にあやかって

この2日間は

C.O.D.「北陸の奇蹟」

サブタイトル〜ゾンビA-ZO〜

と命名、今後も長く語り継がれていくだろう。


そして、またゆるい活動で結成11周年にむけて歩き出すC.O.D.であった。


























■オマケその1


帰りの新幹線に乗り込み、自分のシートのリクライニングを倒そうと

必死になっているA-ZO。
























・・・そのボタンは、真ん中のシートのボタンだ・・・。



■オマケその2


月曜日に職場に出社したリーダー。

同僚から「土日の天気予報が外れてよかったね。千葉は雨どころか、

昨日はピーカンだったよ」と言われる。


いやいや、リーダーの行く先々は全部雨だった。

逆に言えば、リーダーが千葉にいなかったから、千葉が晴れたのだろう。


晴れ女はるちが脱退してからというもの、

リーダーの雨パワーがかなり増幅しているようだ。