2015.1.31 C.O.D. Live @ chiba anga

sound studio rapin presents “大人のうさぎ祭り vol.5”

 






































いよいよ、サポートメンバー・ずん(敬称略)を迎えてのライブの日だ。




ライブを一緒にやるということは、

当然、ライブ前後も一緒につきあうことにわけで、、、


そう、ライブ前後の時間と言えば、

C.O.D.のライブレポの大半をしめる重要な時間。

よって、ずんには、このレポがノンフィクションであるという、

大切な生き証人になってもらうことになるのだ。





さて、前回のライブでは、顔合わせの時間を勘違いで欠席してしまい、

まるで「大物気取りのバンド」のような振る舞いをしてしまったことに、

小モノバンドの小心者の面々は「二度と同じ過ちを繰り返してはならない」と

猛省し、びくびくしていた。

常に1人でスケジュールを把握しながら、全員違う方向むいてるまとまりのない

ヤローどもの手綱を引くのに少々自信をなくし不安を感じていたリーダーは

タイムテーブルをメンバーに見せて

「ね?顔合わせは16時20分って書いてあるでしょ?ね?みんな、覚えててね」と

しつこいほどに同意を求めていた。

確認する度に何度も紙を開いては畳んで、、、を繰り返していたリーダーのタイムテーブル表はリハが始まる前までにすでによれよれに。


そんなリーダーの心配をよそに、堂々と遅刻してきやがったA-ZO。


「なんだよ、オマエ、おせーよ」

「ああ、また途中でリバースしてたのか?」


「ち、違いますよ!!!やだなぁ、オレはそんな飲んだくれキャラじゃないす。

それに、さすがオレ、時間ピッタリじゃないですか!フンっ」


・・・


・・・


15:10入りしなきゃいけないところ、ヤツが到着したのが15:30。


どこが時間ピッタリなのだろうか?


さすが君津のリバースマン、普段から境界線がグラデーションしてるのか、

ヤツを取り巻く時空が歪んでいるのか・・・



そんなヤツの、自称「オレのシステム」




































最近、オーバードライブを立て掛けて使用している。

よく見ると、オーバードライブは繋がっていない。

「オレのシステム」という集合体に属しているようで属していない、、、

これじゃまるでC.O.D.における某zoのようなものだ。


繋がっていない理由をA-ZOに聞いたところ、

「これは予備っす」


・・・


・・・


・・・


よび?



何の予備だ?



どうやらヤツが使ってる歪み系のエフェクター「Power stack」の

予備ということらしい。


そもそもエフェクターに予備が必要なのか?

じゃあ、ギターにも予備が必要なんじゃないのか?

A-ZOの代わりに、予備にB-ZOも必要なんじゃないのか?



話をしている最中に

「オレ、電池がないから買ってきます」と、

ヤツは足早にコンビニへ向かった。




そしてここで誰もが思った。



99%出番のないエフェクターの予備を持って来る前に、電池やピックや弦の消耗品の予備を持って来いや。あ?




と。




サウンドチェック&リハが終わり、

無事に顔合わせもできて、一同腹ごしらえをしに出る。


DDは風邪気味のために、車内でしばし睡眠タイム。


























4年前にjuraに加入し、以来、間接的に長らくC.O.D.を見て来たずん。

ありがたいことに、C.O.D.各種のレポートも熟読、

そしてマツモトからのC.O.D.生情報も手伝って、かなりのC.O.D.通である。

マニアックな過去の話題にも、まるでその場にいたかのように

ツーカーで通じてしまうあたり、自称「C.O.D.マニア」と名乗るだけあって

かなりのコアっぷりだ。



そして独自の推察力で、C.O.D.で一番バンド内でストレスを溜め込んでいるのは

キカチュウであると論説。そのストレスの一番の原因は

「A-ZOの通訳係」の任務の重さである。

A-ZOが言わんとしてることを何となく理解出来てしまうがために

リーダーからの「え?なんだって?今、A-ZO何て言ってたの?」という質問に

いちいち応えなきゃならない重圧。


しかもA-ZOの話は大抵漠然としたオチのない話で、

ツッコミがないと成り立たない説明しにくい内容なのに

それを説明しろと言われる辛さ。


誰も気づいてくれなかったそのことを指摘してくれて、

嬉しさのあまり涙ぐむキカチュウ。


横で「いやぁ、ホント、通訳さんがいてくれてよかったっすよ〜あはは」と

のたまうA-ZOよ、たしかにビジュアルは東南アジアのやしのみおじさんだが、

・・・オマエは関東で生まれ育った立派な日本人のはずだろうが。








そして、機材についての話で盛り上がる。



いつも「電池がない」と騒ぐA-ZOに、ずんが

「パワーサプライ入れりゃいいじゃん。それかコンセント入れてもいいし」と提案。

「はっはぁ〜!なるほど!コンセントを背負うんですか?!

































あー、もしもし、

こんな電力供給マン状態でライブやるやつはいないだろう。

コードの硬いフタマタよりも、シールド繋げた方がよっぽどマシだ。





しかし、、、ずんは実年齢よりもうんと若く見える。

音楽をやってる人間は年齢不詳だとよく言われるが、

とりわけ、ずんはかなりの年齢不詳である。



そして実際に”三男坊”のA-ZOにとっては、

「カッコいい頼れる兄貴」そのものである。


ちなみに、、、

A-ZOにとってのキカチュウは「頼れるお父さん」

A-ZOにとってのマツモトは「頼れる上司」

A-ZOにとってのリーダーは「頼れるお母さん」

A-ZOにとってのddは「頼れるドクター」

ってなところであろうか。


A-ZO「いやぁ、ずんさんみたいな上司がいたら、もうヤバイっすよ!!

同じ位の年齢の上司と言ったら、大体みんな『わっはっは〜』ってな

感じですよね!」































まあ、、、言おうとしてることはわかるが、

この手の動きの意味がわからない。



そして盛り上がったのが、最近ネットで流行っている、

「誕生日でわかる?!貴方の本当の姿」という言葉遊び。


これはリーダーが自分の娘から仕入れてきたネタなのだが・・・

(同様のネタが他にもたくさんある)




例えば、リーダーは10月22日なので、該当する言葉をつなぎあわせると

「大きな(10月)人生(22日)」となるわけだ。





























同じ10月のマツモトは

「大きなパン」



・・・雰囲気はよくわかる。



7月19日のキカチュウは

「バカなデブ」


7月1日生まれのA-ZOは

「バカなイケメン」



そして、11月3日生まれの仮眠中のddは

「小さなシンデレラ」


・・・小さなシンデレラ・・・



そして、ずんはなんと

「カッコいいイケメン」


なんともスキがなさすぎる。


これを言った瞬間に、キカチュウとA-ZOが

「ちょ、ちょっとまった!!なんで7月だけ”バカな”なんだよ!!

コレ、ともみんが作ったんじゃねぇのか?!!」と

若干キレ始める。


よく見るとたしかに7月だけが否定的な形容詞だ。










そんなこんなでライブハウスに戻り、他の出演バンドのステージをしばし楽しみ、

いよいよ楽屋入りの時間。






ほどよい睡眠を取ったDDは、すこぶる爽やかな

肌艶の良い清々しい顔をしていた。

箱入りした時の疲れ果てた表情とは偉い違いだ。





























全員、衣装に着替え、準備完了のところで

タイミング良く今回のイベントの主催のスタジオラパンの金子さんが

プロ仕様のカメラを持って入ってきてくれたので記念撮影。






































今回サポートするにあたって、事前にずんから

「何かドレスコードってある?」と聞かれたリーダー。


いやいや、過去の写真を見てもらえばわかるが、C.O.D.に関しては全くない。

かつては、メイドがいたり、カウガールがいたり、

極めつけは初音ミクがいたこともあるバンドだ。


しかし、「何でもoK」と言われても、やはり色々と他のメンバーの衣装と

かぶらないように、と考えて、大砲ジャケのtシャツを衣装としてチョイスしたずん。


このへんの気配りは、やはり長年バンドマンをやってるベテランならではのものだと

リーダーは感心していた。





毎度おなじみ、何度ライブやっても本番前は緊張してしまうリーダー。


事前にずんから「緊張すると楽しめないじゃん。間違えてもいいから

楽しめ楽しめ〜!だーれも完璧な演奏なんか望んでないんだからさ〜」と

説教されていたのだが、やはりステージのドラムセットに座ると心拍数が勝手に上昇。



が、幕が上がり本番が始まると、

演奏中に何度も「楽しめよ〜〜!」と、合図を送ってくるのがわかり

リーダーのドキドキも次第におさまっていった。


一体、リーダーはこれまで何度ライブをやっているんだか。

何度やっても毎回コレである。

















































































































































































































































































































































set list

  1. 1.Riff raff

  2. 2.hell ain’t a bad place to be

  3. 3.back in black

  4. 4.high voltage

  5. 5.highway to hell

  6. 6.for those about to roce



オマケ


ステージ後のメンバー全員のインタビューコーナーでは、

全く緊張しないリーダー。他のメンバーが「喋るの苦手だ」と、

出渋って誰も出てきてないのをよそに

1人でべらべらとマイクを持って喋りまくっていた。

本番前のあの緊張してた人とはえらい違いである。

人前で喋ることに関しては全く緊張しないらしい。






























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あとがき


ということで、ずんちゃん、サポートベースを快諾してくれて

本当にどうもありがとう!

そして、そして、土曜日にお仕事があったり、他にも予定があったにも関わらず

「間に合いそうだ!」と駆けつけてくださったたくさんの皆さん、

本当にどうもありがとうございました。楽しくライブを盛り上げくださって

感謝感謝です。

angaのスタッフの皆さん、ありがとうございます。

そして、今年はC.O.D.結成して丸10年。

結成前からお世話になっているサウンドスタジオラパンのスタッフの皆さん、

声を掛けてくださって、本当にありがとうございました。

今後もお世話になると思いますので、どうぞよろしくお願いします。


写真や動画を提供してくれた、ムラさん、やっさん、atomさん、

そしてgp、ありがとうございました!


それから、今回、「もし誰もいなかったらスキー板持って行くぜ」と言ってくれた

石川県の相棒keigo、ありがとう!(笑)


























なんと、次回はC.O.D.結成10周年記念ということで、

6月に新潟県上越市、音楽仲間のれいくさんの主催イベントで

遠征ライブを行う計画をしています。ベース・大きなパン、、、いや、

マツモッティが戻って参ります(笑)。

また詳細が決まり次第ご連絡しますので

お近くのかた、よかったら遊びに来て下さいね!



文・絵/ C.O.D.リーダー・tomomin