2019.3.3 C.O.D. Live@Chiba ANGA





前回のライブからほぼ1年ぶり。
メンバーの平均年齢も約50歳のC.O.D.。

結成したときは専業主婦だったリーダーは6年前から週休1日のハードワーカー主婦になり、他のメンバーも会社や社会の地位的に責任のある立ち位置、そうそう自由気ままにお気楽に動ける立場ではなくなっており、活動ペースもさらに緩やかになっている昨今である。
そう言いながらもあと6〜7年もすれば、サラリーマン組は定年退職の声も聞こえてきて
時間に余裕のある生活になっていくのだろう。

まあ、その頃は
体力との勝負になってくるのは必至だが。













さて、ライブ当日。


またもや雨。
雨である。
さすがリーダーだ。




現場一番乗りは記入書類等、準備がもろもろあるリーダー。
集合時間の30分前に到着した。


まだまだ、誰も来るはずがない。

ドアから入ってくる人は、対バンさんかANGAのスタッフのはず。
「おつかれさまでーす」と、入ってくる人に声をかけていたのだが

??


?????



よく見たらマツモトではないか??












なんてこったい。
ダイエットして25kgおとしたらしい。


昨年11月のライブはこんな感じだった↓









ここまで違うと「痩せた」というより「マツモトの着ぐるみを脱いだ」というほうが
しっくりくるか。


さて、そんなプチサプライズのあと、他のメンバーもANGAに到着。


毎回思うのだが、ライブの日程が決まってからいろいろなやりとりを経て、こうやって全員が元気に揃ってライブをできるのは本当に奇跡である。
メンバーの中には
しぼんだり膨らんだりする人や
Gで苦しむ人、
確定申告でへとへとになってる人、
肘や指の関節痛の痛みに耐えながら叩いてる人、
C.O.D.のトップを切って還暦カウントダウンまっしぐらな人、
相変わらず到着早々慌ててワイヤレスの電池を買いに行ってる
ような奴
もいるが、リハ日程を決めるのも大変なここ数年、こうして全員集まれることに感謝だ。




さて、今回のトリフェスでトリを飾るのは、GUNS N' ROSESのカヴァーバンドBAD APPLES。
このバンドでベースを弾いているさとちゃんとは、かつてリーダーがIRON MAIDENセッションでご一緒した音楽仲間である
そのさとちゃんから
「"Whole Lotta Rosie"のガンズバージョンをC.O.D.のアンガスさんとブライアンさんと一緒に演りませんか?」という楽しいお誘いをいただき、今回一曲セッションすることになっているのだ。
ということで、C.O.D.リハのあと、BAD APPLESのリハで一曲軽く音合わせ。
いつもステージではキカチュウ&DDの後姿しか観ていないリーダーは、フロアから観ていてとても不思議な感覚に陥るのであった。本番が楽しみだ。









さて、ここで新潟は上越の
盟友れいくさんとのエピソードをまとめておこう。

というのも、この日れいくさんはなんと偶然にもサッカー観戦しに蘇我のスタジアムに来ていたのだ。本来は試合終了後にそのまま帰途につく予定を
、「お互い同時刻にこんなに近くにいて、これは会わない手はない」と、れいくさんには少し回り道してもらってANGAに立ち寄ってもらうことに。


ちょうどリハが終わった後、れいくさんから「ANGAの前にいます」と連絡が入り、全員で階段を上がっていくと、そこには
オレンジ色のあの亀田製菓ユニフォームを身にまとったれいくさんが立っているではないか。
会うのは2017年9月の新宿イベント以来の1年半ぶりだ。









れいくさんと言えばオレンジ。オレンジと言えばれいくさんである。
思い起こせば、もともとれいくさんとリーダーはmixiよりはるか前のホームページ時代のネッ友(←死語)であった。
ちなみに出会った頃のリーダーはバンドどころか、ドラムもやっていなかった、ただのメタル好きな子育て奮闘中の主婦。
それが、ひょんなことからドラムを習い始め、C.O.D.を結成し、そして忘れもしない2010年3月にAC/DCが来日公演したさいたまスーパーアリーナの物販の列で
初めて
生れいくさんと対面。



公演前にみんなで前飲みし
「新潟、行ってみたいよね」
「日本酒おいしいんだよね」
「ぜひ来てくださいよ!ライブイベント企画しますよ!」
「マジで?!!」



こんな軽い感じのノリでれいくさんとC.O.D.の音楽付き合いが始まったのだ。

2010年3月、ちょうど今から9年前の写真だ




あまり変わらないようにも見えるが、リーダーはシニアグラスが手放せなくなり、れいくさんもいい感じで髪がアッシュになり、確実に9年という年月を感じさせる。
キカチュウだけはコピペの如しだ。恐ろしいくらいに何も変わっていない。

そのキカチュウ、前飲みした時にペペロンチーノをペロリと平らげ、その後AC/DCのライブで叫びまくりジャンプしまくりヘドバンしまくりの暴れまくりで、帰り道に「ヤバイ、ペペロンチーノが出てきそう」と具合悪そうにしていた。

そして翌年の2011年、本当に上越メモリーでC.O.D.のために地元のバンドマンを集結させてイベントを開催してくれたれいくさん。
これはその時の写真↓









震災のあとだったこともあり、どこもかしこも節電で冷房がゆるくて汗だくだったり、
現場で「せっかくなのでセッションしましょう」と、ギタリストたちがソロ回しして楽しく盛り上がる中、一人だけ
「お、お母さんにセッションだけはやっちゃダメと昔から言われているので、おいらはむりですぅ。。。」と言いながらも強制的に苦手なセッションに参加させられて、顔色が青を通り越して緑になっていた某-ZOとか、
打ち上げ会場の居酒屋で働いていた女性スタッフの美人率が高くて、料理を運んでくるたびにみんなでうひょうひょ盛り上がっていたり、
「俺の体重は約0.1tや。ぐわっはっはっは」と言いながら、たまたまお座敷にあった
つるっとしたグレーの巨大なツボと同じような、グレーのTシャツの大きなお腹を上にしてぐうぐう寝ていたマツモトとか、
何十畳もあるような広いお座敷なのに、膝をぎゅうぎゅうにくっつけて音楽談義に花を咲かせたり、、、






思い出がいっぱいだ。







このあとも、2015年6月に再び上越メモリーでライブをやらせてもらい、
そして、記憶に新しい2017年9月には、C.O.D.企画イベントで新宿でご一緒することができた。




そんな親交の深いれいくさんと、たとえ数分間でもC.O.D.のホームであるこの千葉ANGAの前で会えたのは、ものすごく大きな出来事なのである。
時間の都合があって、ライブを観てもらうことができなかったのは残念だったが、再び上越のメモリーで会うことを固く誓い合って別れた。








さて、話を元に戻そう。




トリフェス参加バンドさんとの顔合わせのあと、腹ごしらえをすべくDD以外のメンバーは久しぶりにかぼちゃ亭へ向かう。
が、途中でキカチュウがいないことに気づく。行先がいつもの陳麻家ではないため、我々を探すといけない思い、リーダーは何度もキカチュウに電話やらメールやらするのだが、一向に連絡がつかない。

ひとしきり飲み食いしたあと、リーダーは一足先にANGAに戻り、そのあと一緒にいたマツモトワイフも買い物に出かけたことで、なんとC.O.D.結成以来初、
マツモト&A-ZOサシ飲みというすごい状況になった。


キャラクター的にわかりやすく例えるなら、
ジャイアンとのび太がドラえもん抜きの二人っきりで飲んでいる、という感じだ。


しかも、両者は常に頭に思い浮かんだことを突然くちにする、
あさっての方向をむいている生き物なのに、そこに「酒」というアイテムがプラスされたことで、おそらく二人の間の会話は成立していなかったものと容易に推測される。


ジャイアンの攻撃をかわしながら、のび太は
「かぼちゃ亭にいるよー」
「おいら、かぼちゃ亭にいるよ」
「ねえねえ、かぼちゃ亭にきてー」
と、キカチュウにヘルプの電話&メールを入れまくっていたらしい。


そして、楽屋入りの時間になり、リーダーが招集電話をかける。


ここでやっとキカチュウと合流。
どうやら友人がきていたので、ANGAでライブを楽しんでいたもよう。


ようやく楽屋でキカチュウに会えたA-ZOは

「ああああ!、キカさん!!なんでかぼちゃ亭に来なかったんですか?!
おいら、100回以上メールしたのに!!」

「え?100回も?!(スマホ見て)、なんだよ、10回くらいしか来てないぞ!」

「その1回が10回で100回なんですよ!!」





・・・相変わらずワケがわからない。




そんなアホなやりとりを、楽屋内にある更衣コーナーのカーテン越しに聞きながら着替えていたリーダー。一応女性なので。



すると突然リーダーは
「ビチョ」っと、靴下で水たまりを踏んだ感覚に襲われる。

( ゚Д゚)え?

ここは更衣室。カーテン引いてあるので暗くて見えないが、
水たまりなんかあるはずがない。


そう信じ込んで
「今のはなかったことにしよう」と、
知らんぷりして着替え続けた。





するとまた、「ビチョ」っという感覚。



(;゚Д゚)えっっ。

今度は思いっきり声が出てしまった。


間違いない。


この更衣コーナーに水たまりがある。




履いてる靴下も気のせいにできないほどグショグショになっている。



着替え終わって「なんか水たまりがあるんだけど、、、」と、カーテンを開けて床を見たら






どなたかの荷物の下にたしかに水たまりがある。


↓ここからはライブ前のハイテンション故の勝手な推測。

誰かがおしっこをもらしてしまったのか?
それを踏んでしまったのか?
でも靴下が黒だから、その液体が黄色なのか確認ができない。
床も茶色だからわからない。
身体がかたいからにおいもかげない。



リーダーは自分の足を、そばにいたキカチュウに突き出し、
「ねえ、ちょっとくんくんしてくれる?」

と真面目にお願いした。







返ってきた言葉は、

「バカか!!あっちいけ!!
自分がもらしたんじゃないのか?!」


で、あった。



たまたま楽屋でスタンバイしていたHISTORYのメンバーさんも
「え?!自分でおもらししたのを忘れちゃったんですか?!それは問題です」
と、真顔でコメントされ、リーダーは気づいた。



A-ZOにいじる要素がない時は、自分がA-ZOの代わりにいじられるのだ、と。




そう、この日のA-ZOは特に変な衣装をセレクトしたり、G爆発させてたり、変な言い間違いをしたりすることがなく、A-ZOにしてはなんとなくそつなくこなしていたため、つっこみどころがなかったのだ。


が、しかし、リーダーは普段からバンドのために雑用を一手に引き受け動き回っているにも関わらず、この
低い立ち位置はどうなのか?納得がいかない。

2か月前に決まっていたリハ日を直前になって
「おいらその日フェスに行くから」という理由で突然すっぽかしたり、
オーバードライブをJRに寄付しまくったり、
「ラマーズ法は
しーはーしーはーですよね!(`・∀・´)」と知ったかぶったり(ヒッヒッフー)、
リサイクルショップを探すのになぜか「質屋」というワードで検索して「全然出てこない!」とスマホをのぞいたら「ひちや」江戸っ子入力していたりする、あのA-ZOと同等の立ち位置とはいかがなものか。

ちょっぴり寂しい気持ちになるリーダーであった。

そして、更衣コーナーの水たまりの正体もわからずじまいであった。
おしっこというのはもちろんないが、整髪料らしきにおいもしなかったので、おそらくどなたかのペットボトルのキャップがゆるんで水がこぼれてしまったのであろう。







さて、1年ぶりのライブ、いよいよセッティング。


「あ!!!ワイヤレスの電池買ったのに、入れるの忘れてた!!」
と、電池を買っただけで満足していたA-ZO、その姿はまるでダイエット器具を買っただけでやせた気分になってるリーダーと若干被る。



いざ本番。





SET LIST

1.Thunderstruck
2.Back In Black
3.Flick Of The Switch
4.Hells Bells
5.Shoot To Thrill
6.Highway To Hell
7.High Voltage

































←養生テープで固定する技を忘れてなかったA-ZO



"Back In Black"では、マツモトとA-ZOによる激しいヘドバンの応酬。
しかし、いつもウラ拍で首をふるマツモトと、表拍で首をふるA-ZOとは、
互い違いの
ぎったんばっこん状態。


「こんにちは」
「あ、こんにちは」
「いやいや、こんにちは」
「こちらこそ、こんにちは」  てな感じか。







今回のプレゼントはリーダーお手製AC/DCタグ。
この日一番遠くからきてくれた女性にプレゼント。






ダイジェスト版
https://www.youtube.com/watch?v=ab68qL8OFPo


C.O.D.のライブが終わった後は、GUNS N' ROSESのカヴァーバンド、BAD APPLESのライブだ。
中盤で、キカチュウとDDが登場し、"Whole Lotta Rosie"のセッションが始まった。





いやぁ、、、楽しい!
これぞコピーバンドの祭典、トリビュートフェスタだ。
なりきり度が高すぎる!

そしてフロアで初めてキカチュウのギター、DDのボーカルを目の前で聴き、
ついさっきまでこの二人と一緒にあそこでドラムを叩いていたのか、、、と、不思議な気分になるリーダーだった。



ということで、今回はA-ZOが何もやらかしてくれなかったこともあり、
ごく普通のライブレポになってしまったのであった。






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寒い雨の中、遊びにきて盛り上がってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
写真や動画を撮ってくださった方々、感謝感謝です。遠慮なく使わせていただきました。
対バンの皆さん、特にいつもお世話になっているROSEMARY、今回セッションのオファーをしてくださったBAD APPLES、ありがとうございました。
そして、ANGAのスタッフさんには心から感謝です。ありがとうございました。
次のライブはいつになるか不明ですが、またボチボチとゆるいペースで頑張っていきますので、これからも応援どうぞよろしくお願いします。

(文・イラスト/C.O.D.リーダーともみん)