大阪秋の陣・アメリカ村の合戦
*ShotBar Cheaptrick Presents*
Blues Boogie & Rock'N'Roll
@Bar The Celler




今まで千葉でしかライブをしたことないC.O.D.。
そんなC.O.D.に大阪ライブの話が浮上したのは、今年の4月のANGAライブの時。

はるばる博多からライブ観戦しにきてくれた、Dynamite Monster Boogie Trainのたまちゃんと
2009年ギブソンバンドコンテストで優勝した益子リョウマ&The Bullheadsのリョウマくんとたくにゃん、
そこにC.O.D.の地獄姫が加わり、中間地点大阪でなんとかライブができないものかと密談。

そして、大阪のミナミの主とも言われるHiroさんの仕切りで、
9月20日に、
Bar the Celler
『大阪秋の陣・アメリカ村の合戦 
Blues Boogie & Rock'N'Roll』と題し
ライブイベントが行われることが決定したのであった。


C.O.D.は、野郎3人がA-ZOの車で、レディス2人が新幹線で現地に向かう予定であった。
着々と準備も進み、ライブ前最終リハ9月13日に、なんとリーダーの高2の愛娘が
インフルエンザに感染・・・
リーダーがもしうつってしまったら、C.O.D.の参戦も危うくなる。
これだけの日数や労力を費やしてきたHiroさんに申し訳ない、と
リーダーは1週間、消毒のオニと化し、気合でインフル菌を弾き飛ばしていた。
なんとか出発の前日には治癒証明書をもらい、夜には野郎3人が車で出発。

レディス2人も東京駅へ。
(すでにこの頃、野郎どもは現地に到着しで仮眠をとっていた)

新幹線ささきのぞみで無事に出発できたことに乾杯。


新大阪には、リーダーの大阪バンド「マダムメ」のギタリスト金ちゃんと
捨て石と親交の深いJune姐が、謎の(笑)551を持ってお出迎えしてくれるとのことなのだが
金ちゃんとJune姐は全くの初対面。

 姫  「June姐に金ちゃんの特徴をメールで教えて、探してもらおうよ。金ちゃんの特徴は?」
リーダー「イルカ(フォークソングの)に似てるよ」
 姫  「え?
蘇我入鹿(そがのいるか)?

・・・あんた、蘇我入鹿の顔を説明できるもんなら説明してみなさい。。

結局、金ちゃんが551(美味しい豚まんのお店のことだった)の袋を持ってるレディを発見し
大阪の女が2人合流したところに、C.O.D.レディスが新大阪に到着。
金ちゃんダンナさんの車でホテルに着いてチェックイン。
(機材があったので助かりました。ありがとう〜!)

そして、まずたんたんたよしで乾杯&腹ごしらえ。
金ちゃんのRAVENが目立ってるぜ。



そして、4人で王道の観光名所めぐり。
「ここって、
サーネルカンダースが見つかったとこだよね!」
と、堂々と言うカミカミ姫。


↓惜しい。よたってる                   ↓これは何か激しく勘違いをしている例
  

そして、ライブ会場で野郎どもと合流。

道中、車内では3人が運転を交代しながら来たのだが、
重鎮が1時間半程度落ちただけで、あとはずーーーーっと喋りっぱなし、歌いっぱなしだったらしい。
後ほど説明しますが、ここでろくでもない計画を企てていた野郎ども。ケッ。

そして、A-ZOは車内でこともあろうに重鎮をコーラまみれにし、ぐしょぐしょにさせてしまったらしい。
その後A-ZOは何かあるごとに
「オマエもコーラをかぶれ
と重鎮に言われていた。


ところで、リーダーは今回A-ZOにスネアを託していた。
出発前日にA-ZO宅に宅配便が届くように送ることになっていたので
メールでA-ZOに
「希望配達時間帯は何時がいい?
と聞いたら
「うん、いいよ。」と返事がきた・・・。


相変わらず会話が成り立たたない・・・。


そして到着したであろう時間に何も連絡がなかったので、
心配になってA-ZOに
「スネア、到着した?」とメールで聞いたら
「うん」という、ひらがな二文字の返事がかえってきた。
まるでわが子とメールをしている気分になるリーダーであった。

余談だが、Hiroさんへのお土産、C.O.D.Tシャツのサイズについて、前日にリーダーが
「Hiroさん、Mサイズで大丈夫かな?」と姫に質問したところ、
姫からの返事は
「了解!」という元気のいい返事がかえってきた。

このラインでも、会話がいまいち成立していない。
リーダーの気苦労が計り知れない。。。

リハ。A-ZOが小学生に見えるのは気のせいか。


今回から、C.O.D.のシンボルタペストリーが新しくなった。
音楽仲間のATOMさんの工房にお願いして作成してもらった素晴らしいタペストリーである。

ちなみに今まで4年間活躍してきたリーダー手作りのタペストリーは、
リーダーの自宅で静かに余生を過ごしているそうだ。



さて、C.O.D.の出順はトップなので、リハ後、すぐに仕度を始める。
この日、重鎮は現地で派手な衣装を調達したのだが
たまたま目に入った「ドエス」「ドエム」の豊天Tシャツをいたく気に入り、
A-ZOにドMを着させ、急遽、
C.O.D.のSMコンビとしてウケを狙う作戦に出たのであった。
SとMのコンビが全くシャレになってない時点ですでにウケるのだが。

今回の出演者全員の中で、女はリーダーと姫の2人のみ。
しかしこの2人、わらわらと男性がいるドアのない楽屋スペースで、
「すんませ〜ん、今から着替えるのでちょーっとこっち見ないでねー」と、堂々と着替える。
ちなみに、姫は「今回のイベントの
出演者全員の中で私は紅一点だわ♪」と、
ずっと思っていたらしい。これほどまでに女性らしいリーダーの存在を忘れるとは失敬な話である。


そして、本番スタート。
C.O.D.野郎どもの企てた悪巧みとは・・・
1曲目にいきなり違う曲のイントロを演奏し、リーダーと姫を翻弄させたあと
数小節でピタっとやめる、というものであった。

Riff Raffのギターを待っているところに、いきなり全く予定してないThunderstruckが聞こえてきて
愕然としてるリーダーの様子がおさまっている映像をご紹介しよう。


「ただじゃすまねぇ」と、息巻いていたリーダーだが
先日の捨て石コリンズバンドのライブで、姫を引っ掛けて喜んでたことは忘れているようである。
なんと都合のいい記憶力だ。

ちなみに姫の光るツノは、本場のホンモノのツノである。来日が待ち遠しい。


set list

Riff Raff
Hell Ain't A Bad Place To Be
Back In Black
Shoot To Thrill
For Those About To Rock
TNT
You Shook Me All Night Long
Let There Be Rock
Whole Rotta Losie


 

 

 




そして2番手は、博多のたまちゃん率いる
Dynamite Monster Boogie Train
時にボン・スコットを思わせる
TAMAKIの熱唱姿は、男も惚れるほどである。
ブギー色濃いロックが、熱い塊となってフロアに押し寄せる。


そして地元大阪のバンド、SANDY DOGS
あの神戸のチキンジョージを満員にしたという、実力派骨太ロックバンド。
音はもちろん、セクシーなステージングでもフロアを魅了していました。



トリは、ギブソンバンドコンテストで優勝した 益子リョウマ & The Bullheads
さすが百戦錬磨のライブバンド、いつでもどんな場所でも自身のバンドの音をガッツリと出せるのはプロの仕事人である。
まっつんの地を揺るがすようなキック、そこにたくにゃんの職人技のベースが一瞬のズレもなく絡まりあい
時には甘く、時にはハードなともやきさんのギターが、そしてリョウマくんのあの激しいハープと歌が織り交じり
「どうだ、まいったか」と言わんばかりにマシンガンのごとくフロアの観客の魂を打ち抜く。


リーダーはまっつんのドラムにやられてしまったようだ。自分が叩いたドラムセットと同じモノとは到底思えないあの音。
彼女は相当刺激を受けたらしく、今まで以上に練習のオニになりそうだと言っていた。

ラストはHiroさん交えて、セッションタイム。



全員集合・・・してない(笑)



頭数2人に対し、カメラを3つも4つもお願いして、気持ちよく撮影してくれた
C.O.D.専属カメラマン、マダムメのまっちゃん、金ちゃん。ありがとう!
↓全員油断気味でポーズや表情が妙に中途半端な写真(笑)


体調悪かった重鎮は先にホテルへ。
リーダーはA-ZO、キカチュウと一緒に重鎮の荷物をホテルまで持って行ったのだが
ここで初めてリーダーとA-ZOの部屋が隣同士ということに気づく。
トイレに入ったほどよく酔っぱらったA-ZOが『あっ、ともみん、大変だ!』と
トイレから出てきた衝撃の瞬間がこちら↓

『あんた・・・酔っ払った勢いで乱暴に開けたんじゃないの?』
『いや、オレは普通にソフトタッチであけました』

なんだよ、便器のフタあけるのに、
普通にソフトタッチって。
しかもニヤニヤして、大変そうな感じが全くない。
ついでに言うと、
やしのみおじさん(参照*1)の顔になっとるし。
(*1 南国の地で、やしのみで作った小物を売ってるような怪しいおじさん)

重鎮と機材を部屋に送り届け、3人一旦ライブバーに戻ったのだが
A-ZOとキカチュウも疲労困憊、限界の様子で、休憩しにホテルへ戻る。
レディス2人は二次会へ。
リーダーはD.M.B.TのドラマーTacoくんと、あの刺激を受けまくったまっつんと同じ席になり
ドラム談義で盛り上がる。
前夜の寝不足と長距離移動にライブと、さすがの鉄人レディスもグロッキーで
1時に退席しホテルへテクテクと戻る。なんとその途中、重鎮と出くわす。
狭いようで広いようで、やはりコンパクトな大阪。


こうして、長い長い1日が終わった。

キカチュウはもう一泊し、連休を楽しむということで
翌朝、A-ZOと重鎮は10時半にチェックアウトし、そのまま車で千葉に向かう。

リーダーはjune姐と金ちゃんと3人でホテルそばのフレッシュバーガーで朝食。
辛いもの好きなjune姐とリーダーは朝からサルサバーガー。
さほど辛くなかった。


ホテルに戻り、姫と合流。
ロビーでD.M.B.T(しげちゃんとよっしーさんはいなかった。残念)の面々とお別れのご挨拶。



さて、大阪女2人、千葉女2人の4人組はアメリカ村へ繰り出す。

6年前、リーダーが大阪に初めて来た時、新世界の通天閣に上ってくしかつ屋さんでご飯を食べたのだが
この話を関西の人にすると、
「なんで初心者がそんなディープなとこに行ったんや?!!」と必ず驚かれる。
重鎮からは「よそもんが大阪に初めて来て通天閣に行くってのは、
ニューヨークに初めて行って、いきなりスラム
街に行くのと同じだ」と言われ
「知らないってのは恐ろしい」と、つくづく感じたリーダーであった。

「まずは『三角公園で甲賀流のたこやき』やで。これが大阪観光の基本や」と
たこ焼きを食べる。これがヒジョーに旨かった。


向かいのソフトクリーム屋さんで、アイスドッグを食べる。


そして買い物に繰り出す。
大好きなごちゃごちゃーっとした店が立ち並び、軽くエクスタシーを感じるリーダー。
関東では値切る習慣がまるでないので、金ちゃんの値切り術を生で見てちょっと感動。

楽器屋を見てたら、リョウマくん、Bullheadsの面々、Hiroさんたちとばったり。
やはり大阪はコンパクトな街だ。

街をブラブラ歩いてて同じクラスの子に会って、「おお〜偶然じゃん!」と
一緒に写真を撮っている就学旅行の高校生の如し。。

楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、新大阪に向かう時間になった。
june姐とは地下鉄の駅でお別れ。いろいろとありがとう。

新大阪ではまっちゃんが駆けつけてくれて


入場券で、ホームまで来てくれた。なんてあったかい素敵な仲間たち。
切なくなるC.O.D.レディス。


帰りの新幹線では、クタクタなのにも関わらず話が止まらない2人。
たった数時間前のことすら、何日も前のことのように感じるほどてんこもりの2日間であった。

4年前、リハ後のファミレスでバンド名『C.O.D』.の意味を
『Chiba Osaka Daisuki !(千葉・大阪・大好き)』にした、あの時のことは今でも
リーダーは鮮明に覚えている。
大阪でライブをやるなんて、その時はみじんも考えなかったのだが・・・


さて、車で帰宅組のA-ZOと重鎮だが、ナビの言うことに従えずにいきなり阪神高速の入り口を間違えて
あさっての方向に走り出したA-ZO。すぐさま重鎮が運転を変わって
10時半に大阪を出発したのに、2時間かけてスタート地点の大阪に戻り(笑)、
京都に着いたのが夕方だったらしい・・・。そしてトータル17時間かけて千葉に戻ってきた。
あのSMコンビが17時間一緒にいたのかと思うと、A-ZOはどんだけ重鎮にしばかれたのか、
ちょっと心配になるリーダーであった。


ということで・・・

企画から、手配、宣伝、仕切り、全てを一人で東奔西走してこなしてくれたHiroさん
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
対バンのみなさん、Bar the Cellerのスタッフさん、観に来てくださったみなさん
魂で参戦してくれたみなさん、応援メールをくれたみなさん、
june姐、マダムメメンバーの金ちゃん・まっちゃん、
そして、千葉からわざわざ来てくれたA-ZO撮影隊のお2人、
本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。

5年目に突入したC.O.D.をこれからもどうぞよろしくお願いします。