2008.10.26 スタジオ後記


お仕事が元々入ってたマツモッティはお休み。
ともみんさんにとっては、マツモッティがいないと
バスドラの粗が目立ち、『ズボン穿かないで歩いてる気分』でドラムを叩くことになるので
たいそう恥ずかしいらしい。


さて、スタジオに集結して、当然の如く話題に上がったのは
AC/DCの新譜『Black Ice』(邦題・悪魔の氷)である。


そして、セッティングが済んだA-ZOは、鼻息荒くアルバム一曲目の『Rock 'N Roll Train』のリフを弾くも
ともみんさんから 「ん?『Start Me Up(by ROLLING STONES)』?」と言われ
今度は一生懸命に『Start Me Up』を弾き始めるA-ZO。
・・・なんて染まりやすい男なんだ。


さて、12月のライブのライブのセットリストを決める。

AC/DCのタイトルには「Hell」が付くものが多いのだが
セットリストを練っている時にキカチュウが、はるちに向かって
へるち」と、オヤヂギャグをひとこと言い放ったがために、
「へるよ?」
「すげー。当て字漢字で書くと地獄?」
「今度から『HELL』って呼ぼう」
「かっけー」

・・・またもや話が脱線しまくる。

MCの話になり、「クリスマスだからビンゴ大会したら盛り上がるよねー」
「まあそんな時間はないけどね」とビンゴの話になったところでA-ZOが

「次は〜
『あ』とか、次は〜『え』とか、ね」と、

言ったところで、ナニを言ってるのか分からずいつものようにスルーされそうだったのが、
全員がA-ZOの間違いに気づき、一気に突っ込まれる。
「あのさ、なに、『あ』とか『え』って(笑)。ビンゴって数字じゃないの?」言われて
「あっ、そっか」と間違いに気づくA-ZO。

はるちが「ビンゴってやったことあるの?」と聞いたら、ハッタリ王子のA-ZOは
「いや、むしろ
ビンゴ番長と呼ばれていた」と。
どうすりゃ番長になれるのか、一度詳しく伺ってみたいところだ。


休憩時間には、ロビーでともみんさんのお誕生会を開いてくれた。
例年、2日違いのマツモッティとの合同結婚式・・・じゃなくて(古)、
合同誕生会なのだが、多忙な
孤高の管理職・マツモッティは仕事のためやむなく欠席。

プレゼントは、ネックレス型のチューニングキー。

↑普段からごちゃごちしてる人なので、ちょいと分かりにくいだろうが
手に持ってる十字架が、なんとドラムのチューニングキーなのである。



そして、バースデーケーキの代わりにはるちが用意したのは、
以前ともみんさんが人間ドックの帰りに立ち寄った、ホテルのランチバイキングで食べて
あまりの美味しさに感動した、ブリュレ(クリームプリン)。



これをわざわざ手配して、特注で作ってもらってタッパで持ってきてくれたのだ。

もちろんともみんさんはそんなことは一切知らないので
はるちが紙袋からゴソゴソとタッパを出していたので、
「何がでるかな?何がでるかな?」とワクワクしながら待っていた。

が、しかしフタの隙間から中を覗き込んだ瞬間、はるちしばし絶句。


『あ、あの・・・ビジュアル的にかなりマズイことに』


と言いながら、ゆっくりとフタを開けて、タッパの中を披露してくれた。










・・・





・・・これは一体。





『これがプリンである』という事情を知ってるキカチュウなのだが
「ウニグラタン」とボソっとつぶやいた。

「そうか!わざわざウニが好きな私のためにグラタンを作ってタッパに入れて持ってきてくれたのか!
いや、もしかしたら自家製イカの塩辛か?!」
と、先日アワビを丸ごと一個、千葉駅構内の飲食店で突然はるちから
「はいっ、これあげるね」と渡されて、そのシュールな風景に
大爆笑したことを思い出したともみんさんは、「さすが海の女は豪快だ!」と
心の中で賞賛の拍手を送った。

何故、心の中だったかと言うと、まだ、このタッパの中身の本当の正体が不明だったからである。

しかし、これがあのブリュレだと言うことを聞いて、
「バスや電車を乗り継いでまでして持って来てくれた」と感動すると同時に
本来の美しいブリュレの姿を知ってるともみんさんなだけに、
このビジュアルには大爆笑してしまったわけで。

はるちが1人ずつ小皿に分けてくれて、
「はい、食べて。ともみん。早く食べなよ。ほら。早く」と小皿を手渡されるのだが

小皿に盛られたこのブリュレを見ると、笑いが止まらず
なかなか口に運べなかったともみんさん。

しかし、いざ食べ始めると、味はあの時と同じ、
ほろ苦い香ばしいカラメルがアクセントになった素晴らしい味であり、
人間ドックではお医者さんから「痩せなさい」と10回くらい言われたがために、
ブリュレをおかわりできなくてたいそう悔やんでいた彼女は満足しきりであった。
(本当にどうもありがとう!美味しかったー!マツモッティの分私が食べました・笑)



いい年して『ウィーーッシュ』、で写真を撮る。

・・・

いや、ちょっと待った。

A-ZOのウィーーッシュは違う。



・・・これは明らかに
「影絵のハト」のポーズだ。間違いない。
恐るべし、影絵番長。






さて、練習後は、ウィルス性の胃腸炎が治ったばかりで痩せてしまったA-ZO、
早めに帰宅せねばならないキカチュウもいたので、
小腹を満たしに小一時間ばかり千葉駅構内の飲食店へ。


ここで、A-ZOのカラオケの十八番について盛り上がる。

「洋楽?邦楽?」
「邦楽」
「演歌?」
「いや、演歌は歌わないス」
「バタヤン!!田端義夫!」
「違います」
「バンド?」
「そう」
「あーーー、GLAY?」
「あたり!!他にもある」

と言ったあたりで、はるちが

「フォーリーブス!私、大好きだったの」

と叫び、場内騒然。

古い・・・。古すぎる。
さすが年齢不詳と言われるだけある。
その美しいビジュアルと、出てくる昭和50年代の単語の数々がかなりのギャップを生み
それが年齢不詳に拍車をかけているのだろう。



ここで、ともみんさんの携帯に何度も次女から電話が入る。
だが、店内は電波の具合が悪く、話が全く聞えない。

話の内容は、メールも同時に入っていたので急を要するものではないということは分かっていたのだが
こう何度も掛かってくると出ないわけにもいかず、とりあえず店の外にでる。
店の外と言っても、そこは千葉駅構内。
やはりここでも電波が悪く、ほとんど声が聞えない。
オマケに電車の音がうるさく、
ともみんさんは、たくさんの人が往来する中、怒号に近い声で喋る。


こんなに恥ずかしい思いをしたにも関わらず、
結局、話が通じないまま電話を切った・・・。




ということで、次回ライブは12月7日。
クリスマスライブということで、一緒に盛り上がりましょう。