2007.7.22



まあ、ライブ後の最初の練習あとのミーティングは
毎度おなじみの打ち上げ&ライブ映像鑑賞会である。


さて、毎回C.O.D.の練習の前に、ナッシーとA-ZOとともみんさんの
MOTORHEADのコピバン『蝦夷鹿ヘッド』の練習があるのだが
今回はナッシーは仕事のために欠席。

2人で『よし、演奏をがっつり固めて、次回の練習の時に
ナッシーをびっくりさせよう』など、チラリと心の片隅に思いながら
仕上がりつつある曲を念入りに練習。

今回、A-ZOは音を太くするために新しいエフェクターを持参。

「ともさん、見てくださいよ。
今日はオレ、
『にゅー』を持ってきました」
と、鼻息荒く意気揚揚と新しい銀のエフェクターを掲げている。
まるで『カビとりハイター・ストロング』の森尾由美のようである。

...しかしA-ZOよ、『ニュー』ってのは
形容詞であって、
後ろに名詞がついて初めて役割を果たす言葉なのだよ。


しかし、この『にゅー』、いつもの“マルコムA-ZO”の音とは別人、
極太の音を出してくれる新兵器なのである。
蝦夷鹿ヘッドにおいては今後活躍が期待されるアイテムである。
現に、この日の音源はベースレスなのだが、まるでベースがいるような
そんな重厚なサウンドになっている。



そして、続けてC.O.D.の練習。



まずは次回の野外ライブのセットリストを決める。
曲数が少ないために、悩みに悩んでやっと決定。
このセットリストをみっちりと練習。

一応『すでに演奏したことある曲』とは言えども、バンドで演奏するのが
久しぶりの曲もあり、何度か合わせてやっとしっくりくるようになった。
このへんは「月1練習ペース」がすっかり身体にしみこでるメンツなので、
集中力がハンパではない。(ご容赦くさい>自画自賛)


はるちがいつも持ち歩いてる、最小サイズのエフェクターボードを
マツモッティとA-ZOが甚く気に入り、はるちに買って来てもらった2人。

A-ZOは早速、足元にバラバラと散乱している自分のエフェクターを
張り切ってボードに設置しようとしたのだが、なんと、ボリュームペダルはギリギリ入るものの、
シールドの差込口がボードからはみでてしまうことが発覚。
これではフタがしまらない。
他のエフェクターやチューナーも、横に、縦に、しながら
「これ、まるでパズルっす」としゃがみこんでアタマを悩ませているA-ZO。

ボソっと
「L字でまっすぐな差込口のシールドってないですかねぇ」
つぶやいたところ、一斉にメンバー全員からツッコミが。

「はあ???L(エル)字で、まっすぐーーーーーー???」

一体、何を言いたいのか相変わらず意味不明なヤツである。






休憩時間は、当然、次回の野外ライブの衣装の話で盛り上がる。
マツモッティはもうすでに上から下まで決めているらしい。
そして彼が「ビンボーチームは暑いからスクール水着でエエやん。
A-ZO、ゼッケンつけて名前もちゃんと書かなアカンで」と言うと
A-ZOが意気揚揚と言い放った。



「へへっ、オレ、
懐サーモンですから」

・・・

・・・







またもや、この男は
何を言う、早見優、北天佑。

「ふところサーモン」???
ともみんさんが「はぁ?」と何度聞いても
「いやぁ、懐サーモンは、スイマーの最高の称号ッスから
と繰り返すばかり。

それがあんた、よくよく聞いてみたら
「懐サーモン」じゃなくて
「太黒(ふとくろ)3本」と言っていたようである。
ゼッケンに付ける黒いラインのことで、どうやら、彼の学校では、
太くて黒い線が3本入ってることを「太黒3本」(すんげー泳げる)と
称していたらしいのだ。

いちいち
フックのある喋りをするので、C.O.D.が常に本題から脱線するのは
どうやらともみんさんのせいだけではないようだ。

まあ、「フォーク」と話が出ただけで、唐突に
「アブドラ・ザ・ブッチャー!」と手を腰に当てて張り切って言うマツモッティも
立派にフックな男であるが。



この日、A-ZOはまたもや耳栓を忘れてしまった。

立ち位置がどうしてもマーシャルの目の前なので
耳栓がないと、このあと耳が強烈にバカになり、全くみんなと会話が
噛み合わなくなるのである。

まあ、耳が聞こえていても常に会話は噛み合わないのだが。

苦肉の策で、彼はティッシュを耳につめた。

しかし、その詰め方がナンジャラホイで
まるで
仙人の耳毛のようだ。



そして、激しくヘドバンしながらノリノリで
演奏していたら、途中でティッシュがへろへろ〜〜んと
足元に落ちてしまった。
曲の途中だったら、その衝撃的映像を目にしてしまった全員は
またもや爆笑をこらえての演奏を強いられることになった。

そして以下は曲が終わった後の会話。
http://sound.jp/heavydays2001/s/070722azo.mp3

こうやっていつもA-ZOはいじられているのである。






さあ、練習の後は、いよいよ打ち上げ&映像鑑賞会。



今回はありがたいことにあちらこちらから映像が届き
豪華3本立ての鑑賞会である。
レポで書いた内容の映像がまさに目の前に繰り広げられ
全員画面に釘付け。

『この世に生れ落ちた弱々しい仔馬が立ち上がるかのごとく
手拍子をするA-ZOの姿』や
For Those About To Rockにおける、キカチュウの
『ハムハムハム太郎・座頭市斬り』




『1人ゴス風ベルバラ』のマツモッティ




そして、全員大爆笑だったのが、A-ZO撮影部隊の方々による
ともみんさんFor Those About To Rockでの
エクスタシーの瞬間。







ついでに
去年の5月のC.O.D.初ライブの映像を鑑賞したのだが
いやはや...なんとも初々しい。
ステージ上での動き方が全くわからずに、マツモッティ以外が全員
まごまごしてる様子が伺える。
A-ZOはほとんど動かず、指板しか見ていない。
スタジオでの練習となんら変わらない。

しかし、初ライブなのに演奏はなかなかのものであるとマツモッティ・談。

そして、驚かされたのははるちの成長である。
歌いっぷりはもちろんのこと、
去年の5月のこの少女のような姿は、革パンこそ履いているが
あまりにも可愛すぎて、犯罪に近いものがあるのは否めない。





ラパンのDスタの入り口でうずくまっていた小さな子猫のようだった彼女が、
関東一円股に挟む身長2mの立派なロックシンガーへと成長してきたわけだが、
その脱皮の瞬間を毎回見守ってきたともみんさんは
感動のあまり、今日も夕飯を食べ過ぎてしまうのであった