2007.5.13




A-ZO伝説。、、、もとい、スタジオ日記。



いつもと同様に、楽しく雑談をしながらの練習。
なんとも余裕のある風景だ。

この日のスタジオは何故か
「合間になんとなくパラノイド」状態だった。
火付け役はA-ZO。
A-ZOが何気なくパラノイドのリフを弾く→みんなが合わせる→
A-ZOが一番に演奏をやめる。これがなんとなく繰り返された。
いつもネタを振っておきながら一番最初に演奏から抜ける、

これじゃまるで
「ピンポンダッシュ小僧」である。


そして、ギターを弾いてる時のA-ZOの足のリズムの刻み方に
ものすごい特徴があることにマツモッティが気づいた。

「...あのさ、演奏中のA-ZOの足の動き、なんか変なんやけど」

この一言から、足のリズムの取り方をみんなからレクチャーされるA-ZO。
マツモッティも「マネしたくても、そんなヘンテコな動き、でけへんねん」と
マネができないのだ。
まあ、説明すると、普通は4分刻みをするところ、
シンコペが入ると、音符通りにシンコペで足でリズムを取るのである。
ものすごい難易度の高いテクニックである。

「見たいからやってみて!」と、何度も試しにやってもらったんだが、
みんなの目が足に釘付けなのでA-ZOの足が妙に緊張して、
たどたどしいがかろうじて普通に4分刻みになっている。


こんなことをやっていたもんだからA-ZOは
「もう、いいッス。おれは直立不動でいきますよ」と、みんなにいじられて
ちょっと投げやりな昭和エレジー、
昔の演歌歌手のように足をピクリとも動かさないで演奏を始めた。
うむ、こんなタテノリのどロックをじっと弾くことができるとは・・・
これはこれでまた
難易度の高い技である。
以降、この不思議な足の動きは
『魔性のステップ』と命名された。




そして、A-ZOは耳栓を忘れると、音が聞こえなくなり
演奏が隣のコースをラウンドしてしまうという癖がある。
この日もそうであった。
ある曲で、なんと出だしから一拍ずれているのである。
そして、それに全く気づかないで演奏を続けてるA-ZOに対し
マツモッティが
『こらこら、A-ZOクン、一拍ずれちゃってるぞ♪
罰として、顔に生クリームつけちゃうぞ♪』と
やさしく顔でアピール。



それでもA-ZOは、『ン?なんでマツモっさんはおれを見てるんだろう?
おれのどこが間違ってるんだ?』と、マツモッティに目でアピール。
私も叩きながら『ズレてるよ、ズレてる』と口パクで一生懸命に伝えてるんだけど
『???何?おれ、なんか間違ってる???』・・・やはり伝わらない。

そして演奏をストップ。
耳がよく聞こえてないことが発覚(笑)。
ああ、なんてA-ZOよ、おまえはなんて素敵なキャラなんだ。







練習が終わった後、いつものいきつけの24時間居酒屋へ向かう。
しかし、ここはスタジオからかなり歩く。歩きながらあまりにもお腹が空いて
キカがだんだんキレ始める。
『くそっ、誰かオレに何か食わせろ』



いつもはレンズ越しに見えるにこやかな瞳も、この時は冷酷な
スナイパーの目つきになっていた。ギターを背負ってるのでますます怪しい。

やっとのことで居酒屋に到着。
蝦夷鹿ヘッドの練習で一緒だったナッシーとナッシーのお友達と合流。
狂ったように食べまくる面々。

シシャモを頼んだら、こういう状態で出てきた。



それを見たはるちは「ああ〜、こどもの日だから特別にこうやって
盛り付けしてるんだね!!
と1人で勝手に納得してガッツポーズをとっている。
もしもし、はるちちゃん、最初からメニューにはこういう盛り付け方法の
「シシャモのプロシュート」として載っていたのだよ。
あとついでに言わせてもらうと、
こどもの日ってかなり前に過ぎてるのと
『居酒屋』で『こどもの日』って、、、
お姉ちゃんは対象年齢がちょっと違うような気がするのだよ。


そして、そのシシャモをともみんさんが口に含んだ瞬間、A-ZOが


『シシャモって、いわゆるイワシですよね』



と、まるで
『リンゴって、いわゆるミカンですよね』とか
『赤って、いわゆる黒ですよね』とか
『マグワイヤって、いわゆるトム・クルーズだよねのような
意味不明なことを言い出したので、
ともみんさんは口に含んでいた子持ちシシャモのタマゴを、
向かいに座ってるキカまで
プププププププーーーーーっと噴出してしまった。

すかさず
「あ、産卵銃!」と突っ込まれるともみんさん。

どう考えても「釣り好き」とは思えないA-ZOのオポンチな発言。
どうやらシシャモを出世魚と間違えたらしい。
じゃあ、子持ちシシャモは、大人のイワシになる前に
未成年で妊娠してしまった
『不良娘の大群』になるワケか。
子持ちシシャモをとりに行く時は、その漁船は
『不良のたまり場』
所謂
『海のセンター街』に行くのか。




この日は、A-ZOがいかにC.O.D.癒し系アイドルなのかということが
再確認できた日であった。