C.O.D. Live@Chiba ANGA
May 14, 2012



ついに、C.O.D.初ライブの日。

ハコ入りは14時30分。


出順がトリなので、着いた途端にリハ開始。

週に1回はANGAに出入りしている、重鎮・マツモッティは
ベース弾きながら客席をウロウロ。PAさんのほうまで行き
「あのな、全部のモニタからベースどーんと返してちょーだいな」と、
ベースとは思えないリクエストをしていた。
どうやら、相当動き回るつもりらしい。



リハも無事に終わり、前日に決まったSE(映画音楽)の話をしていたら
重鎮・マツモッティが(以下・重鎮)が、                                   
「やっぱ、サンダー(Thunderstruck)から始まるなら、SEは雷の音のほうがエエよなぁ~。                              
100均で『アリバイCD』買ってくるか」と 急遽、キョンちゃん以外の4人で近くの100均へ。 


 
・・・つーか、SE決めるの遅くないか?このバンドは。



 
結局、見当たらず「じゃ、当初予定してた映画音楽でいっか~」ってな雰囲気で
店を出た4人。するとA-ZOが
「オレ、楽器屋行ってくる。」
「え?何買うの?」
「ピック」


・・・つーか、ピック買うの遅くないか?




ついでに楽器屋に隣接してるCDショップで、雷の音が入ってる効果音CDを
探してきてもらうことになった。
重鎮は

「オレ、ジーンズメイト行って来る。」
「え?何買うの?
「衣装のタンクトップ」




・・・つーか、衣装そろえるの遅くないか?





そんなこんなで、対バンさんとの顔合わせの時間も終わり、
ミチヲと合流しご飯を食べに行く。(ミチヲ=前リズムギターのかぜみち)
「リハお疲れ~!」と、キョンちゃんとともみんさんとミチヲ以外は
アルコールで乾杯。
いつものように、軽くシモネタを絡めて話を盛り上げようとしたともみんさん、
「スワッピング」という、ちょっと行き過ぎた単語を発してしまいまたもや一瞬、空気を凍らせてしまった。
一番反応したのがはるち。いつまでもいつまでも
スワッピングについて、しつこくしつこくそれはしつこく私に絡んできた。



酒がすすむにつれ、重鎮がだんだんヨッパに変身していく。




「いや~、C.O.D.エエで~。ほんま一番エエよ。このバンドは音が厚いねん。」
これを何度も遠い目で繰り返していた。

しかし、数百本のライブをこなしてきてる重鎮に、これだけ何度も褒められるとは
ウチのバンド、本当はかなりいけてるのか?それとも、これから初ライブの
プレッシャーをフレッシュマン4人から取り去ろうと暗示をかけているのか、
それともただヨッパなのか、真相は定かではないが、重鎮の熱いリピートのお陰で
みんなの心に沸々と「・・・よし、やったるで」という想いがみなぎってきたのは
間違いない。




ライブハウスに戻り、対バンさんの演奏を楽しみながら、友人.知人に挨拶。
そしていよいよ楽屋入り。



重鎮の衣装は本人が流したウワサどおり、
「AC/DCだけど関係ないねオレは1人ゴスロリチックに決めてやるぜ」衣装。
ウィッグに化粧、もう
「アンタ誰?」状態の変身振りである。
ドラムを叩く時とはエライ違いだ。



キョンちゃんとはるちは予定通りのご本家コスプレ衣装。



ともみんさんは、ワークショップで買った半袖短パンのツナギに、バンドロゴを
プリントしたり、ワッペンを付けたりとちょっと手をかけてある。
観に来てくれた友人以外、誰からもワッペンについては突っ込まれなかったが
貼ってあったのはAC/DC、MOTORHEAD、CINDERELLA、そしてKINGDOM COME
名づけて
「間違いなく80年代に青春を送った中年のツナギ」である。



そしてさすがはマルコム、A-ZOの衣装は着てきた服である。まるでアジカンだ。




前バンド、HARD WORKERSさんのMCが聞こえる。

「それでは、あと2曲になりました」

ヒィィィィィ~~~~ε=ε=ε=(゜◇゜ノ)ノ
「あと、あと2曲だって。ああ、どうしよう!!」と私が狼狽したら
それまでは、遠足前の小学生のようにはしゃいでた重鎮が真顔になって



「・・・オレ、帰る。もう帰りたい」



と言い出した。ゞ( ̄∇ ̄;) ヲイヲイ、どうした、重鎮




そして、いよいよ本番。

数時間前に調達したCDの、SEの雷音が鳴り響く。
ともみんさんのハットが8分を刻む。
そして天井からスモークが。






1.Thunderstruck

この感動的なオープニングから、一気に全員アドレナリンが噴出。

ベースアンプの陰からはるちが登場!チクショー!カワイイぜ!
ともみんさんは、自分がドニントンライブのクリス・スレイドになったような
そんな錯覚を覚えた!
そして重鎮の「Juraのナッシーさんの得意技・ギター回し」!華麗なジャンプ!
キョンちゃんも動く動く!
A-ZOは動かない動かない!いや、予測不能な動きをする約2名がいるため
動けない!動けない!

2.Guns For Hire

重鎮、最前列でど迫力の熱いベースプレイ!重量感溢れるパワーサウンド!
誰よりも前!Voよりも前!モニタよりも前!
ここまで出るのは、重鎮かスティーブ・ハリスくらいしかいない!



ともみんさん、Thunderstruckの時マイク遠くて直そうとしたのに直す時間がなく
「アイーン」状態で頑張ってコーラスする!



はるち、さすがタップダンスを習っているだけあって、華麗な動きで観客を魅了!




3.Riff Raff

ともみんさんノリノリでアップテンポがさらにスーパーアップテンポに!!
(普通に言えば、走りまくってる
途中、タイミングがずれてしまうが、なんとか持ちこたえる!
ありがとう、アドレナリン!いい薬だ
キョンちゃん、こんなに速いテンポなのに、弾きながらも軽快に動く動く!
A-ZO、確実なリズムを刻みながらも、重鎮の動きを観察しながら、
上手に避ける避ける!パターンが見えてきたようだ





4.You Shook Me All Night Long

打ち合わせでは「ここでチューニングタイム」だったので
A-ZO、チューニングを始める!
が、しかし、キョンちゃん、そのままイントロを弾き出す!
でもA-ZO全然気にせずそのまま優雅にチューニング!
何故だ?!
それはもともとワンコーラス弾かなくていいからだ
はるち、伸びやかな声と、しなやかな腰ふりで観客を挑発!





5.Frick Of The Switch

持ち時間が増えたために急遽増やした曲。
どうよ!この重鎮のマシンガンのようなベース!
Gソロを弾くキョンちゃんはもうただのロック少年にしか見えない!
お父さんには見えない!

―――MC―――
さすがC.O.D.の看板娘(む、むすめ…)、さらっとスマートにMCをこなす。




6.Brain Shake
  
この曲はミチヲ時代から、メンバー全員が不思議とビシっと一つにまとまる曲。
ともみんさんのものすごい大声のカウントが響く!
そして、これまたものすごいテンポで曲が進む!
Gソロの時、重鎮ともみんさんに絡む!すっげー嬉しい!
サビ部分で、観客も手を上げて反応してくれる!
キョンちゃ
んも激しいギタープレイを魅せながらもコーラス!
ただのアンガスではない!さすがだキョンちゃん!
はるち、汗で視界がくもる!目がしみる!前が見えない!





7.Whole Lotta Rosie

いよいよラストの曲だ!
すかさずカウントするはずだったが、はるちが水を飲んでいたので様子を見ていたら
重鎮が観客にアンガスコールをあおる!あおる!
「アンガス!」「アンガス!」「アンガス!」
そこにともみんさんの大声カウント!
「ワン、トゥー、スリー、フォーーーーー!」(って、HGではない)






全員の頭には前回スタジオで猛特訓した
「1234、1234、1234、ハイッ!」がぐるぐる!
はるちが尿道炎!じゃなくて、妖艶な声でシャウト!

キョンちゃんも観客をあおる!あおる!動く!動く!

A-ZO、確実にリズムを刻む!さすが
厳しい水着審査を勝ち抜いてきた2代目マルコムだ!

重鎮!ラストの華麗なジャンプ!
ワーロックがまるでマジンガーゼットのブレストファイヤーだぜ!
なんのこっちゃだぜ!


ともみんさん、エンディング直前でクラッシュ一枚ぶっ倒す!


ああ、熱いぜ!C.O.D.!これがデビューライブとは恐れ入ったぜ!
(自分で書くなって)



無事に初ライブを終え、完全燃焼した5人。いや、6人だ。
初代マルコム・ミチヲの存在はデカかった。
常に空気を盛り上げて、緊張を和らげてくれた。
ライブでも最前列で盛り上げてくれた。
こんなステキなヤツ、他にいるだろうか。
オマエ、本当に最高だぜ、Thanx!ミチヲ。
(どうやらレポを書いてるうちに興奮して
人格が変ってしまったようだ。私は一体誰なんだ)


ということで、ライブを観にきてくださった方々、ありがとうございました。
そして、長いレポ、最後まで読んでくれたそこのアナタ、
本当にありがとうございました。
今後ともC.O.D.をヨロシクお願いします。

Written by tomomin