今年2本目のライブは、なんと、結成8年目にしてC.O.D.初の都内である。

DDの音楽仲間から嬉しいオファーを頂き
Cloud Junkiesとの2バンドイベントが企画されたわけだ。






まず現地入りする前に、手前の両国でちゃんこ鍋を食べることになった。
今回DDは用事があったので、現地で直接待ち合わせ、
マツモト、A-ZO、リーダーは同じ電車で両国へ向かい
キカチュウと両国駅で待ち合わせることになった。


3人とも連日のハードワークでお疲れモードだったのだが
やはりライブを前にしてテンション高め。話に花が咲く。

・・・真ん中の約1名を除いて・・・。



そして両国に到着。




キカチュウからは「ゴメン、遅れるので先に店行ってて。店の名前おせーて」とメールがきたので
3人はマツモトの案内でとあるちゃんこ屋に入る。


昼時だからか、案内されたテーブルの上はまだ汚れていて
とりあえず座って待っていたら、女将さんらしき人が取り皿を持ってきた。

長年、接客をしてきたドスの効いた声で
「はい、いらっしゃいませぇ」
「すみません、テーブル拭いてもらえますか?」
「はいはい、今拭きますよ。お客さんが帰ったばかりだからねっ」

テーブルの汚れを指摘され、若干イラついた感じで返答してきた。


同じ場所にいながらも、このやりとりを全く聞いていなかったA-ZOは、
テーブルの端に置かれた取り皿をベタベタの汁の上に置いてしまい
マツモトとリーダーが
「ああああ!!!そこ汚れてるのに〜〜!!」
と、同時に叫びビックリしたA-ZOは、意味がわからずに、こともあろうに底が汚れてしまった取り皿を
今度は他の皿の上に重ねてしまい、さらに2人から
「あ〜あ〜!!!」と責められる始末。
それでもまだ事態を把握できずにきょとんとしている。さすがだ。


マツモトが
「すみません、取り皿を替えてもらえますか?」と言うと、女将は持ってきたばかりの取り皿を客の不注意で汚され
カリカリしながら図太い声で
「はぁ???なんで?!!そのくらい大丈夫じゃないの?!ったく!!」
と、プリプリと怒り出した。

まあ、結局取り皿は替えてもらったのだが、店内の様子を見てると
この女将は、給仕しながらも、通りすがりにあちこちのテーブルに怒号を飛ばしている


「あ〜〜!!ダメダメ!!具は穴のあいたお玉で取って!!!
スープがなくなっちゃうでしょーが!!」



「ったく、ダメダメ!!野菜は全部入れて!!」





我々はつくねが好きなキカチュウのために、つくねちゃんこと、つみれちゃんこを頼んだのだが、
「はぁ?つくねとつみれ?!
どっちも
ミンチだけど、ミンチミンチでいいの?!!
両方
ミンチでいいんですね?!」
あれこれ目移りしながらも悩んでやっと決めたメニューに若干自信がなくなりそうになる。



そして、まるで部屋に所属していたことがあるのでは?と思うほどに
ちゃんこに詳しい本日鍋奉行担当のマツモトが、気を利かせて
後から合流予定のキカチュウのためにつくねもつみれも皿に少し残しておいてあげていたのだが
皿に残ったミンチを見た女将が
「ああ〜!ダメダメ!!肉類は全部入れなきゃダメ!!」
と、ダメだし。

「なんだよ、キカチュウにとっておいてあげようと思ったのになぁ・・・」と、スプーンで入れてたら
「お皿を持って入れて!!」とさらにダメだし。




「あれぇ?そういやキカチュウから何時ごろに来るとか返事来てないの?」と言われ
何件もヤツにメールを送ってるリーダーがスマホをチェックするが、返事は一切ない。

「おかしいなぁ〜?」
「このままじゃちゃんこが全部なくなるぞ(笑)」と、遠慮がちに食べていたのだが
なんとここでA-ZOのスマホにキカチュウからの返事が入っていることに気づく。

これまでリーダーが質問した答えが、ことごとくA-ZOのスマホに入っているのだ。

「ったく、なんだよ〜。私のことがキライなのかー???もういい、全部食っちゃおう」
と、あっさり完食。

そして、〆のおじやをのためのご飯を頼もうと女将に
「あ、すみませ〜ん、おじやのご飯を注文したいんですが〜」と言ったら
間髪いれずに
(ランチメニューだからご飯は)ついてますからっ!!!」
すげー勢いで返事が返ってきた。

するとその直後、少し離れたのテーブルの女性が同じ質問を女将に投げかけた。

「あ、すみませ〜ん、おじ・・・」
「ついてますっっっ!!!」
客の声にかぶさるように答えてきた。
・・・もはや質問を最後まで言わせてくれない。




少しすると女将がテーブルにやってきて「ここ2時で閉めますから」と。


時計を見たら1時45分
「やべえ!あと15分で食わないと!2時過ぎたら女将に怒られる!!
こそこそ焦る3人。

ここでもちゃんこキングのマツモトが、おじやを全部作ってくれた。
(↓ふんわりたまごにするためのコツを伝授してるところ)

舌がやけどしそうな勢いで、3人でおじやを平らげた。
食べ終わるや否やas soon asすかさず女将がやってきて
「結局もう1人は来なかったのね?じゃ、お会計ね」と、
ちゃっちゃとオーダー表をレジに持って行って会計し始めた。
リーダーがトイレに行っている間にちゃっちゃと会計は終わっていた。



言い忘れたが、肝心のちゃんこは絶品であった。
怒られながらも大満足の3人。



そして、いよいよマツモトの聖地・秋葉原へ。

女将に追い出されたため、集合時間までまだまだあったので
会場近くのドトールでキカチュウと待ち合わせることに。


涼をとりながら、怒号頑固女将の話で盛り上がる。




そして会場入りし、DDと合流。


ここで初めて今回の対バン、Cloud Junkiesとご対面。
メンバー5人のうち、3人が外国人。
ボーカルはスペインのエンリケさん。
ギターはスコットランドのグレッグさん。
ベースはコロンビアのフェリペさん。
もう1人のギターは日本の上野さん。
そして、今回お世話になりまくったドラムであり、リーダーの日本の飯田さんが
流暢な英語で会話している。

今までライブをやってきて、こんなグローバルな雰囲気は初めてだ。
まるで海外でライブをやるような気分である。




軽い打ち合わせの後、C.O.D.のサウンドチェック&リハ。

キカチュウは演奏中に何故かリーダーのほうを見てニヤニヤしている。
よく見るとSGの5弦が切れているではないか。
AC/DCにとって5弦が切れるのは致命傷である。しかし、オヤジは適当に弾いていた。
さすが身長180cm超である。(←関係ない)





控え室に戻って、弦を張り替える藤沢オヤジ。




自主イベントなので、全て自分たちで進行するわけで
開場時間になり、リーダーは、対バンCloud Junkiesのボーカル・エンリケさんと一緒に受付係を担当。

"Could you take a picture with me?"と、インチキな英語で話しかけたら
気さくに"Oh, yeah!!"と一緒に撮ってくれたエンリケさん。


ちなみに本日のリーダーのTシャツは、本人のオリジナルプリントのラグランTである。



そしていよいよCloud Junkiesの出番だ。

The Strokes、Stone Temple Pilots、The Killers、Primal Scream、Radiohead、Red Hot Chili Peppers、
Guns N' Roses,,,聞き覚えのある曲が次々と演奏され、お客さんで埋め尽くされている会場は一つにかたまり
グルーヴにのってゆらゆらとゆれている。リーダーは受付をしながら演奏に酔いしれていた。


Cloud Junkiesのステージが終わり、C.O.D.のセッティングの時間となる。

受付の引継ぎをして控え室に行くと、リーダーを除く全員はすっかり衣装に着替え
機材も準備万端・・・
千葉からわざわざ来てくれたムラさんに写真を撮ってもらうほどの余裕をぶちかましている。


「ちょっと!!あんたたちだけ何で準備整っちゃってるのよ〜!
誰も受付を交代してくれないから、私は何も準備できてないじゃん!ったく〜。
これだから男は気が利かないって言われるんでしょーが!
これからレディが着替えるから、フラッグで即席着替え室作りなさいよ!」

と、誰も覗かないのは百も承知だが、一応A-ZOにフラッグを持たせ、
ぶつぶつ言いながら着替えるリーダー。

これじゃまるでちゃんこ屋の女将である。




set list
1. Thunderstruck
2. Back In Black
3. Shoot To Thrill
4. Riff Raff
5. Hell Ain't A Bad Place To Be
6. Rock and Roll Damnation
7. For Those About To Rock
8. High Voltage
9. Highway To Hell
10.Whole Lotta Rosie















今回はメンバー紹介でA-ZOのソロタイムを設けたのだが、
最初にスタジオでこの話を持ち出した時、
「えっ、(゚д゚)ェェェェェェェェエエエ!!
アドリブでソロなんて、そ、そんなことしたら目立っちゃうじゃないですか!!!
お母さんから『アドリブでソロなんてやっちゃだめ』と小さい頃から言われて育ったから無理です」

かなり狼狽していたが、本番ではドーンと極悪サウンドで観客を魅了していた(・・・はず)。




そして前回、キカチュウがDDのまたぐらにギターのネックを突っ込もうとしたが
DDがなかなか気づかなかったのを踏まえて、
今回は早々に「ウェルカム体勢」に入ったDD。



Shoot To Thrill


ということでリーダーからご挨拶です。

今回は1時間の持ち時間でして、とても楽しいライブになりました。
ライブプレゼントタイムでは「一番誕生日が近い人」に
C.O.D.のTシャツをプレゼントさせてもらいました。

今回のイベントに声を掛けてくださった飯田さん、Cloud Junkiesの皆さん、
リボレスタジオのスタッフさん、そしてライブにかけつけてくださったたくさんのお客様、
本当にありがとうございました。
仲ちゃん、洋子さん、ムラさん、写真をどうもありがとうございました!

さて!!次は地元千葉、ANGAトリビュートフェスタに出演が決定してます。
10月5日(土)です。
そうです、土曜日です。
皆さん、お誘いあわせの上、是非遊びにいらしてください。
熱い時間を共有しましょう!!