2013.6.21
C.O.D. レポ番外編 
VAN HALEN 東京ドーム公演



ちょうど1年前の今頃、「あのVAN HALENが日本に来る!」と第一報が入り
まだ生VHを観たことないリーダーは「行く!!!」と鼻息荒く即座に決意。
その時にA-ZOと、リーダーの旧友でもある静岡のHR/HM仲間のさとっさんからも参戦の意思表示を受け
張り切って3名分のチケットを入手し、そしてその日に着ていくVHパンツまで作った。


が、しかし、ご存知の通り、エディの体調不良で翌年6月に延期となり、
待ちに待ったその日がとうとうやってきたのだ。

コンサートが近づき、千葉のムラさん、新潟のれいくさんからも参戦表明があり
「いっちょライブ前にみんなでVHを肴に一杯ひっかけっか!!」と盛り上がる。


リーダーは物販で長時間並ぶことを考えて
とりあえず、A-ZOと一緒に早めに現地入りすることにした。

リーダーとA-ZOは蘇我から合流し、「途中下車の旅」と間違えたのか
千葉から、あの黄色い総武線各駅停車の電車に乗り、水道橋まで延々1時間座りっぱなし。
A-ZOから
「何でこの電車にしたんすか?この電車は全部の駅に停まるんスよ?
普通は途中で何か快速に乗るとか、
もうちょっと他にリズミカルな行き方があったんじゃないすか?」

と、
あのA-ZOに責められる。

C.O.D.のフレッシュボーイだったはずのA-ZOも40代になり
バンドの名前やタイトルがなかなか出てこない。
黄色い電車の中で、今年のフェスの話になり、
お互いにあんな有名なSlipKnoTがでてこなくて思い出すのに10駅分くらいかかっていた。
しかも思い出してる途中「ううう、ほら、なんだっけ?マスク被ってて、、、ううう、
ああもうダメだ、勘弁してください。最近、何かを思い出そうとすると頭痛がするんですよ!
ううう・・・」と頭を抱え込むA-ZO。


貴様は死神博士のギルの笛の音に苦しむか・・・



そして、水道橋に着く前くらいからは
「ううう、腹が減ってしぬ。オレは何か腹に入れないと途中で倒れますよ!」と
何を腹減ってることでそんなにえばれるのか不思議なくらい、上から目線でリーダーに訴えてくる。

仕方ないので、物販テントに行く前に水道橋駅前の五右衛門で
腹ごしらえ。


パスタをがっつり食べたとたんに今度は
「あーー眠くなった。オレ、ヤバイっすよ・・・、寝そうで」
・・・って、貴様は子どもか・・・



そして、物販テントへ行く途中「オレ、傘持たずに来ちゃったから、傘買います」と
コンビニに入る。
折りたたみが欲しかったA-ZOは、一種類しかない折りたたみ傘を手に
値段も見ずにレジにむかう。今日日500円もあればそこそこの折りたたみ傘が買える時代、
その傘はなんと1050円もするしろものであった。

「ええ?!!1050円?随分高いね」
「なんかすごいズッシリと重量感がありますよ、これ!!」と興奮気味に傘を開こうとするも
何故かなかなか開かない。
力任せにぐいっと広げて、さっそうと雨の中を歩いていたら、
突然、A-ZOの傘が、雨粒を振りまきながら、ものすごい勢いでA-ZOの頭上で閉じた。
しかも「バシっ」とA-ZOの頭をかすめたので、狼狽するA-ZO。

「な、、、なんだ?!!!」

そして再び広げようとするが、これがまた全然開かない。
力任せに「うおおおおお」っと広げようとしたら、
今度は突然すごい勢いで傘が開いた。

「ダメだ!!これ、壊れてる!!」と、歩きながら
勝手に急に開いたり、急に閉じたりする自己中な傘を持って大騒ぎのA-ZO。

そのたびにいちいち
「うおっ!!!」「なんだっ?!!」「ダメだこりゃ!!」と驚きながら狼狽して
雨の中くしゃくしゃの傘を差してるA-ZOの図がおかしく
リーダーは横でおしっこもれそうなくらいに笑っていた。

なんのこっちゃ、この傘はおりたたみのくせに
いっちょまえに「ワンタッチ」機能のついた傘だったのだ。
そして、ヤツは持ち手についてるボタンを無意識のうち押してしまっていたのだった。

操作方法に慣れてからのA−ZOは、
「オレはこれ、すげー気に入りましたよ!ああ、いい買い物したなぁ〜。フフン」と、
小鼻を膨らませながら差したり閉じたりしていた。




そしてようやく物販テントへ。


毎度毎度、こういうグッズはファンの物欲を掻き立てるようなかっこいいデザインのものが多いため
何を買うかヒジョーに悩むのである。

リーダーはずっと悩んでいたのだが、フットボールシャツとキャップをゲット。
↓キャップ



そして、A-ZOはTシャツと光るバッジをゲット。
          
「これ、カッコイイっすよ!!」と光るバッジを見せてくれたのだが
胸に得意げにつけてる様が、どうもウルトラ警備隊のバッジをつけてる
小学生に見えてしまうのであった。





そして、戦利品を手に再び水道橋駅付近に戻り
「一杯ひっかける会場」を探す。

事前にくれたムラさんの情報どおり、駅前には早くから開いてる居酒屋が結構ある。
そこで焼き鳥屋に入り、合流予定メンバーに場所を伝えると
ほどなく続々と集まってきた。




リーダーとさとっさんとは7〜8年ぶりの再会、
そして新潟でおそろしいほどにお世話になったれいくさんとは2年ぶりの再会である。

しかし、さすが大御所アーティストなだけあって、客の年齢層もそこそこ高い。
VHをつまみに、盛り上がる面々。
やはり全員が「次はサミーで来日してほしい」と言っていた。



そして、いよいよ祭り会場へ。


盛り上がる面々。






そして、それぞれのゲートから入場。



うーん、遠いが、ドームだから仕方ないのだ。

俳優の長谷川初範さんらしき人を発見。


今回プロ仕様を除く録音、録画は解禁だったことは知っていたのだが、
雨も降っていたので、ZOOM Q3は家においてきたリーダー。ちょっと後悔していた。

しかし、、、時代も変わったものだ。
昔は「どうやってウォークマンを持ち込もうか」などと試行錯誤していたのだが。
最近は世の中がデジタル化して「取り締まれない」ということもあるだろうが
大物アーティストに関しては「宣伝になる」と容認してるところが大きいようだ。
さすがである。



そうそう、なんとこの日、会場に流れていたBGMはオールAC/DC!!!
これにはA-ZOと大興奮であった。


そしていよいよ開演。

ネタバレになるので、内容の詳細、セトリ等はのちほどどこかでご覧頂くことにして、、、
とにかく「すごい」の一言。
やはり、最高のエンターティナーだ。。。
コンサート向けではない会場なので、音響はある意味予想通りであったが
本当に素晴らしいコンサートだった。

エディのギターは「これでもか」といわんばかりに攻撃的に攻めてくる。
大型スクリーンには手元のアップが幾度も映されていたので
席は遠かったけど、見ごたえがあった。

いつもマツモトが熱く語る、Hot For Teacherのイントロのドラムも
一生懸命に観ていたのだが、何しろ自分が全く叩けないし、チャレンジしたこともないので
はてさてさっぱりであった。


リーダーにとって、炎の導火線、DIVER DOWN、1984あたりは、思い入れの強い青春直結アルバム。
新譜のTATOOも気に入って聴きまくってはいたものの
やはりあの頃の曲がかかると、一気に10代にさかのぼってしまうのだ。


そして、リーダーがレッチリ遊びをしてるベースのマサトも、この日急遽参戦することになり
「終わったら会おうぜ」と約束していたのだが、全25曲の大サービスコンサートは2時間以上もあり
その後は恒例の「ブロックごとの退場」で退場するまで時間がかかり
田舎からローカル線で出てきてるリーダーとA-ZOは「終電やばい!!!」という時刻になってしまい
残念ながら会えなかった。

帰りは、出口ゲートから近い東京メトロ後楽園駅から帰ろうということになったのだが、
大名行列のようにのろのろとしか進まない傘の花で、気ばかりが焦って
A-ZOと「よし!!ここから歩道橋を下りて、下の交差点を渡ろう!!」と
階段を勢いよく下りていったのはいいのだが、下には横断歩道がなく、結局また傘の花の大名行列に参加するはめに。
無駄な時間を費やしてしまい、A-ZOは「ああ、これはサイアクのパターン。やってはいけないことをやってしまった。
なんてこった」と、実況中継しながら歩いていた。



しかし、こうやっていい年齢の大人が我を忘れてはしゃぐことができるのは
本当に素晴らしいことだと、クタクタになりながらもしみじみと思ったリーダーであった。。。


↓記念に持ち帰った紙ふぶき