2012.12.9 スタジオ後記
C.O.D.にとって2012年は、バンドの顔であるボーカルのメンバーチェンジがあった
大きな変動の年となった。
なので、今年は絶対に忘年会を絶対にやらねば、とリーダーは心に誓っていた。
の、だ、が、、、
やはり働き盛りの男が4人と美しい主婦1人、5人のスケジュール調整は
なかなか上手く行かず。
5人のうちなんとか4人集まれるのがこの日、重鎮マツモトは自身のバンドJuraのライブの日でもあったため
マツモトには新年会ではっちゃけてもらうということで、4人でのリハ&忘年会となった。
が、、、、し、か、し、、、、
前日にA-ZOから「午前中に仕事が入った。終わり次第かけつける」とメールが入り
なんと、リハはキカチュウとDD(仮称)とリーダーの3人という、
これまた個練に縮れ毛が生えたような状態での練習となった。
藤沢の親父、キカチュウはA-ZOとマツモトの分も合わせ、3人分を1人でこなし
「おいおい冗談じゃないよ、よし子さん、うひゃひゃ」的な演奏を熱く繰り広げる。
リーダーは相変わらず、1人で早く終わってしまう病気が完治していなかったようで
この日も1人で間違ったゴールテープを切ってしまい、2人をきょとんとさせていた。
まあ、C.O.D.にとって全員集まってのスタジオ、というのが珍しい昨今、
「誰かが欠けた色んな集合体」での練習はしょっちゅうあるのだが
リーダーだけは皆勤賞である。リーダーは本当にえらいのである。頑張っているのである。
(誰もほめてくれないので、自分で言うのである)
休憩をはさみつつ
雑談をしつつ
つつつつつ
練習時間も残すところあと10分、、、というところで
なんと、ギタープレイ以外で有名な伝説のギタリストA-ZOが登場。
が、しかし、5分前には片付けて退室しなければいけないことを考えると
すぐに弾き始めても1曲弾けるかどうか、というところである。
リーダーが
「A-ZOよくきた!が、しかし、時間がない!チューニングしないでそのまま弾いてくれ!」
と、先に曲をスタートさせたのだが、やはり音が狂いまくっていて
慌てたA-ZOはチューナーからギターを経由せずにアンプに直結し、
全く反応しないチューナーを見ながら一生懸命にペグを回し
あっという間に退室の時間に。
この日は強風のために、内房線が遅れ、
「駅で30粉待ってます」と、またもや粉っぽいメールが来たのだが
時間がない中、それでも頑張ってギターを担いでスタジオに向かってきたA-ZOを見て
リーダーは「このばかやろう・・・」と、心の中で泣いていたのであった。
さて、久しぶりのDVD鑑賞できるカラオケボックスでの飲み会。
今回は、C.O.D.の歴史を振り返ってみようと、リーダーは過去のライブ映像の中から
選りすぐりの数本をピックアップし持参することにした。
どのライブで、何が起こったのか、全部観なくてもレポがあるのですぐにわかるのがすごい。
リーダーは「こつこつ執筆していて本当によかった・・・」と、しみじみ思った。
ということで、乾杯。
酒の勢いもあり、話が大いにはずむ。
まだリハが3回目のDDだが、これまた不思議と何年も前からの仲間のようだ。
飲み放題コースということもあり、全員杯が進む。
キカチュウとリーダーは途中からあっさりソフトドリンクになったのだが
DD(仮称)とA-ZOは、談笑しながらもくいっと心地よさそうにジントニックを飲む。
まあ、いつも通り、A-ZOに関しては許容範囲を超えてることを本人だけが気づかず、
中盤からは、誰がどこからどう見ても「マニュアルどおりの酔っ払い」と化していた。
さて、リーダーが持参したDVDを再生。
それはあの「C.O.D.のライブ中のハプニングNo.1」と名高い、
「A-ZO、1曲目の途中で5弦が切れちゃって〜、AC/DCは5弦がないとなあんにも弾けなくって
焦って、ステージから姿を勝手にくらまし、みんながビビッて場をつなげてる時に
こともあろうに次のバンドのギターさんにチェリーレッドのSGを借りて担いで出てきたはいいんだけど、
C.O.D.は半音下げチューニングであることを忘れ、一人でノーマルチューニングで
不協和音を叩きだし、さらに焦ってステージの隅にしゃがみこみ
2曲目の3分強を、まるまるチューニングに費やした」という、
そう、あの伝説のライブ映像である。
これを4人で涙を流しながら鑑賞。
映像を観終わったあと、
「女子がいない次のライブは、かなり男くさくなりそうだな(笑)」
というキカチュウの言葉に全員が頷く。
リーダーも間違えてうっかり頷いてしまった。
「ってかさ〜、ともみんって、ネットセッションにしてもなんにしても、やってることが『男』だよな?
それに欲しがるものも男と同じじゃん?機材やら、カメラ類やら」
と、キカチュウに言われ、考え込むリーダー。
そういえば、ネットでも相当な人数から男と間違えられ、
自分の娘からは「ママの胸のふくらみは、なんだか間違えてるように思える」と言われ
オマケに母親にいたっては、私の友人に「うちの息子がいつもお世話になっております」と
真顔で挨拶するしまつ。
「・・・いやいや、女だ、女。間違いなく高校生の頃まではキャピキャピしてた・・・」と、
(↓リーダー、高校3年生)
心の中でしっかりと再確認した。
そして、今回リーダーは、自身のネットセッションユニットK-Tyの動画を適当に集めた
DVDを持参して、みんなに観てもらった。
K-Tyの活動は、「職人2人」でやってる究極な自己満足的宅録作業の結集であるのだが
みんなには、そのあたりのこだわりを感じ取ってもらえて、リーダーは非常に嬉しかった。
宴も終わりに近づき、来年の新生C.O.D.のライブに向けて全員が抱負を熱く語り合う。
モチベーションがあげあげである。やる気満々である。
キカチュウだけは「けっ、よしこのやつ・・・」的な表情をしているが。
(・・・って、よしこって一体誰だよ・・・)
帰り道、千葉駅が大改築されているにも関わらず、相変わらず寂れた西口改札に向かって歩いていると
これまた、ちょっと地味目なツリーのイルミネーションが。
A-ZOに至っては、
千葉駅までわざわざチューニングだけをしに持ってきたギターを
再び持って帰る図、である。
ということで、今年は色々とあって後半にライブを出来ませんでしたが、
その分、来年のライブでは熱い厚い8ビートの地獄のロックをお届けしたいと思ってます。
ご報告ですが、これまでサポートで参加してくれたDD(仮称)は
このたびめでたく正式にメンバーとして加入いたしました。
皆さん、今年一年、ありがとうございました。
来年もまた新生C.O.D.を、何卒どうぞよろしくお願いします。